【JIF2024】冨田さとこ「外国人支援現場での通訳の重要性(利用者の視点から)」
冨田さとこ
法テラス本部国際室長/弁護士(法テラス東京法律事務所)
東京都立大学を卒業し、2004年に弁護士登録。2006年10月、日本司法支援センター(法テラス)の業務開始と同時に、新潟県佐渡市に赴任。法テラス沖縄法律事務所に赴任後、退職してアメリカに留学し、刑事政策修士課程を修了。国際協力機構(JICA)の長期専門家として、ネパールで法整備支援に携わった。2018年3月、法テラス本部に復帰(広報・調査室、犯罪被害者支援課)。現在は、2020年7月に外国人在留支援センター(FRESC)の開設に合わせて設置された法テラス本部国際室の室長を務める。日々、外国人やその支援者の相談に対応しながら、法テラスの常勤弁護士として裁判なども手掛けている。最近は、技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議等、外国人施策等に係る政府の委員なども務める。
外国人支援現場での通訳の重要性(利用者の視点から)
外国人の支援を行っていると、法律相談や法廷など様々な場面で通訳の方と関わり、その役割の重要性を感じています。一方で課題を感じる場面も目にします。例えば外国語の話せる相談員やコーディネーターといった職種で求められる行動と、正確な通訳に徹すべき場面での行動は異なるはずですが、時に役割を混同しているような状況に出会います。現場で通訳を利用する側から考える、その役割の重要性や課題感について、お話しします。