【第2回】通訳者・関根マイクの業界サバイバル・ガイド「フリーランスか、インハウスか」
(執筆・関根マイク)
通訳学校で実力をつけて、いざプロデビューというときに決めなければならないのが、いきなりフリーランスになるのか、それともインハウス(社内通訳者)として組織に属するのかという問題です。私自身、この問題に関してよく相談されます。
この問題に適切に答えるには様々な要素を検討しなければならないので、単純明快な回答はできません。けれど、各要素を大きく分けると、①収入ポテンシャルと②経験蓄積について十分に理解すれば自分の目的に適した道が見えてくると思います。一つひとつ見ていきましょう。