【JITF2020】高杉美和「タイ語の世界は思ったよりも広かった!これからも広がるタイ式の世界」
高杉美和
タイ語通訳者・翻訳者・コーディネーター。地方の高校の普通科を卒業後、一浪して予備校に通い、翌年東京外国語大学インドシナ語学科タイ語専攻に入学。大学を卒業後、バンコクの日系企業に現地採用で入社し5年間OL生活を送る。その後日本に帰国し、大学時代に経験していた某大手パン会社の派遣の仕事に再登録し、スーパーでパンやケーキのデモ販売のバイトをしながら通訳・翻訳会社に履歴書を送りまくって登録。1999年の夏に工場に研修に来たタイ人研修生のための通訳で通訳者デビュー。その後、一般通訳、タイ芸能分野(映画祭の通訳/字幕翻訳と監修/撮影現場の通訳)等の経験を積む。ここ数年は撮影誘致コーディネーター、東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ誘致のコーディネートと現場通訳の仕事もしている。その他に得意なのは、ニュース・ドキュメンタリーの素材翻訳およびニュース素材のリサーチ等。仕事で関わった佐賀県で在佐賀タイ人コミュニティー“サワディー佐賀”のメンバーになった。
タイ語の世界は思ったよりも広かった!これからも広がるタイ式の世界
私は子供の時に将来なりたい職業について考えたこともない子供でした。その私がひょんなことからタイ語の世界に足を踏み入れ、気が付いたらタイ語を職業とし、20年以上綱渡りをしながら食べていっています。私は独学やOJTで通訳・同時通訳の技術を身につけました。そんな私がどうしてタイ語を勉強し、どんな段階を踏んでどんな仕事をしていったか、その時代の状況とともに整理して話をしたいと思います。いい話だけでなく、現場で冷や汗をかいたり、悔しかった話も披露します。またタイ映画の字幕翻訳など翻訳の話にも触れたいです。その他に東日本大震災、そしてコロナで仕事が激減していた時に何をしていたか。また来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致の熾烈な舞台裏、タイ式と呼ばれる今後予想される新しいブームについて、タイ語の通訳者って何歳まで働いているの?等をなんとか頑張って時間内にまとめます。私の話から、タイ語の通訳だけでなく様々な職業の選択肢があることを知っていただければ幸いです。