第23回☆年末特別企画☆2018年の“個人的ニュース”なアイテム5選

Posted December 21, 2018

皆様こんにちは。「通訳界のガジェットヲタク」平山敦子です。今回は「2018年の“個人的ニュース”なアイテム5選」と題して、サービス、書籍、アプリ、グッズ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の5つのカテゴリーのお勧めを厳選してお届けします。

その1 サービス部門

スマート留守電

知る人ぞ知る、通称「スマルス」。筆者は約半年前、スマホのプロバイダを格安SIMに切り替えた時に、オプションサービスとして勧められたのをきっかけに使い始めました。留守電メッセージを文字にしてスマホの専用アプリやLINEに送ってくれるサービスです。

こちらの画像が実際のメッセージです。ちょっとおかしい所ももちろんありますが、十分理解できますよね。

留守電なんてガラケーを卒業して以来でしたが、やっぱりあると便利です。センターに電話をしてメッセージを1件ずつ再生する必要もないので、とても重宝しています。

その2 書籍部門

『人工知能の核心』(NHK出版新書)
羽生善治(著)、NHKスペシャル取材班(著)

あの将棋の羽生さんがAI開発の核心に迫る…!!この本の中で羽生さんは驚いたり感動したりしているのですが、それを読んでいる私達は、この天才棋士の頭脳(思考)の一端に触れ、実はそれが一番の驚きと感動だったりします。ある意味「AI開発の核心」よりすごい(笑)。

もちろん「アルファ碁」を始めとするAI開発の面白いエピソードも満載。開発者と「高次な知的交流」か出来る羽生さんだからこそ引き出せた情報もたくさんあったんじゃないかと想像します。

将棋の「美学」のようなものにも触れられており、新たな発見でした。本当に頭の良い人の文章は面白いし分かりやすい、と再確認する一冊です。

その3 アプリ部門

PinnAR

iOS
Android

地下鉄の駅から地上に出たばかりのとき、どちらに進んでよいか分からなくて困った経験はありませんか?そんな時重宝するのがAR(拡張現実)による道案内アプリ「PinnAR(ピナー)」です。目の前の景色をカメラ画面に映し出すだけで、画面上の目標アイコンや矢印が進むべき方向を教えてくれる、という凄いアプリ。

筆者はこれまで、丸の内や西新宿の高層ビル街で迷ったら、ビルの名前を画像検索して「空から探して」いました。もうそんな回りくどいことをしなくても済みますね。

ちなみに目的地に到着するまでARモードを使い続けると、電池があっという間になくなりますので要注意。進むべき方向が分かったらすぐ普通の地図に切り替えるのがお勧めです。

その4 グッズ部門

USB LEDライト

前回の記事でご紹介した無印良品のライト、照明器具としてはメチャメチャ優秀なのですが、万が一に備えて日々持ち歩くには少々重いと感じていました。そんな時、こんなアイテムを発見。これなら、持っていることすら忘れてしまいそうですよね。

色々な使い方が可能ですが、スマホを充電するためのモバイルバッテリーに挿して使うのがお勧めです。こんなに小さくて軽いのに、真っ暗闇の中でA4判の用紙全体を照らすのに十分な明るさがあります。

本体にスイッチがついていないので、USBコネクターに抜き差しすることでつけたり消したりします。それが不便だという方はこんなスイッチと組み合わせると良いと思います。

USBスイッチ付きコネクター

その5 SNS部門

仕事猫現場(LINEスタンプ)

今、筆者の周りで話題沸騰中の「現場猫」がスタンプに!!ヘルメットをかぶるような「現場」で通訳をしたことのある人間ならおなじみのフレーズ「ご安全に」をフィーチャリング(笑)。

「ヨシ!」のバリエーションが豊富なのも嬉しいですね。これがあれば、仲間内で「現場あるある」ネタに盛り上がれること間違いなし?!(現場猫についてはこちらを参照のこと)

ところで「ご安全に!」は英語で何と言うのでしょうか。企業によって違うかもしれませんが、筆者は昔、お客さん(某自動車部品メーカー)に”Safety first!”と訳すよう指定されました。皆さんもいざという時、思い出して使ってみてくださいね(笑)。

スペシャルなおまけ

LINEスタンプといえば、こちらもお勧めですよ。

正しい英語が使われているスタンプってなかなか日本ではありそうでないんですよね(いや、なさそうでないかも…笑)。曲がりなりにも、英語に関する仕事で生計を立てている身。たとえプライベートのやり取りであっても、おかしなものは恥ずかしくて使えません。その点、こちらはちゃんとしたネイティブの英語なのでバッチリ!

製作者の名前から察するにフランス人でしょうか。味のある熊の絵柄もオシャレ。あの『星の王子さま』の絵本すら彷彿とさせる素朴なタッチに和みます。そしてなんと!タイトルによると、この熊さんは通訳者だそうです(筆者の周りにこの熊によく似た風貌の同名の通訳者がいますが…うん、きっと他人の空似ですよね)。誰なんだろう…謎のフランス人…(笑)。

さて、今回は1年を振り返りつつ、個人的に話題のアイテムを5つ紹介致しました。皆様もぜひ、忘年会や新年会の話題作り(?!)にお役立てください!!

…というわけで、2018年はこの記事が最後となります。一年間お読みくださって本当にありがとうございました。来年も元気にお会いしましょう。ご安全に(笑)!!

平山敦子

Atsuko Hirayama

会議通訳者。得意分野は司法、軍事、IT、自動車など。元米国大統領、経済学者など著名人講演の同時通訳も多数。この仕事を目指したきっかけは大学在学中のアルバイト。スポーツイベントのバイリンガルスタッフとして働いていたが、ある日現役のプロ通訳者と同席、その仕事ぶりを目の当たりにし衝撃を受ける。

「私もこんな風になりたい!」とアルバイトに精を出す(?!)うちに、いつしかそれが仕事に。通訳界では知る人ぞ知るガジェットおたく。パフォーマンスを最大化してくれる優れモノの道具を求め日々研究中。