【第13回】現役通訳者のリレー・コラム「社内通訳という道」
(執筆・土井拓)
皆さんは通訳者という仕事を考えた時どんな姿を思い浮かべるでしょうか。
国際会議でスピーカーの声をブースから訳している会議通訳者。海外の要人の横で政治や経済の話をウィスパリングで訳している通訳者。ハリ ウッドスターのインタビューを訳している通訳者。上記のような通訳者が花形と思われることも多く、社内通訳者はあまり日の光の当たらない、地味な存在だと 思われがちかもしれません。
しかし多くの外資系企業が日本に進出し、同時に日本企業が海外進出を行う今日では社内通訳という仕事は円滑な経済 活動を進めるためになくてはならない職務です。今後TPPの妥結でグローバルな経済活動がさらに活発になって行けば社内通訳者の需要は高まっていくであろ うと思われます。