【2/20】POLICE INTERPRETER〜警察通訳人に必要な能力とは〜

POLICE INTERPRETER〜警察通訳人に必要な能力とは〜

東京オリンピックを4年後に控えたいま、外国人犯罪対策は新たな局面を迎えています。 今後増えると予測される外国人犯罪事件ですが、このような事件の手続きに不可欠である通訳人の資質や技能に関して、新聞等メディアでも報じられているよう に一部問題となっているのが残念な現状です。本講演は実例を用いてこの問題を検討し、後半のワークショップを通じて参加者に警察の取り調べ通訳を実際に体 験していただきます。

参考図書『警察通訳人 THE POLICE INTERPRETER

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清水 真

昭和58年(1983年)、兵庫県警察巡査を拝命し、交番勤務を経て、警察大学校国際捜査研修所で2年 間勉強し、警察実務中国語を習得しました。帰県後は、主に県警本部外事課、組織犯罪対策課など外国人犯罪を取扱う部署で勤務し、通訳はもちろんのこと、自 ら外国語での取調べを行うバイリンガル捜査官として外国人事件の解決に貢献し、晩年は通訳センターの責任者としてあらゆる言語の警察通訳人の育成指導に当 たりました。この間全国で、取調べにおいて虚偽自白を誘引し、えん罪を引き起こすという大きな不祥事が発生し、取調べの可視化に向けた様々な法整備が行わ れ、警察においても取調べの高度化が検討されました。外国人被疑者の取調べの高度化を図るうえで、警察通訳人のレベルアップが必要不可欠であるにも関わら ず、我が国において警察通訳人を養成する機関が存在しないことに疑問を抱き、昨年3月、31年間勤続した警察を早期退職し、日本では例のない司法通訳を養成する団体「社団法人関西司法通訳養成所」を設立し、警察通訳人の育成に尽力しています。

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