【第18回】現役通訳者のリレー・コラム「感性を活かした通訳:クリエイティブ業界の場合」

(執筆・佐藤由香)

クリエイティブ業界で社内通訳を始めた時から意識していたのは、自らの感性を支えに通訳することでした。自分にとって感性とは、英語を習得する前に、音楽を通して培ってきたものであり、語学分野への進路を選ぶより前、バイオリン演奏における訓練を通して身に付いた感性こそが、通訳業務においてパフォーマンスの支えとなってきたのです。通訳キャリア第1章となったクリエイティブ業界での通訳経験と、その支えであった感性について、振り返ってみたいと思います。

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