【JIF2015】石井浩子「シャドウイングベースの医学英語習得法」
シャドウイングベースの医学英語習得法
これから通訳を目指そうと言う方も、またはすでにご活躍されている方も「医学はちょっと」と尻込みしてしまう方もすくなくないのではないでしょうか?
医学英語そのものはどちらかというとジグゾーパズルのような部分もあるので覚える気持ちになればそんなにおそろしく基礎を固めるのは大変ということでもないのですが、その裏にあるメカニズムを理解していないと訳がおかしくなりがちです。
よって私たち、外大の卒業生よる有志の集まりでは、背景にある医学知識の勉強とそれに関連する英語の表現、クリニカルパスなどを勉強することによって知識にある基づいた通訳を目指しております。また、オーデオビジュアルをフル活用、すなわち、ドラマのシャドウイングを通じて毎日医学英語にある慣れる、その発音を顔の筋肉に覚えさせるという筋トレも推奨しております。
日々の積み重ねが語彙のベースと理解を深めると信じて毎日の練習や勉強をすすめています。
石井浩子
上智大学外国語学部卒業。 在学中より通訳専門機関、サイマルインターナショナルアカデミーの上級コース受講、および同課程修了。TBS(報道局)二か国語ニュースをきっかけに通訳 業をスタートし、フリーとなる。会議通訳歴は約25年。コンピューターから医学まで多数の分野をこなしているAクラス通訳者。特に発声のクリアさとわかりやすい語り口が多くのセミナー及び講演等で非常に好評。「通訳は淡々と訳す」常識を覆し、聞き手に伝わる、聞き手に「より集中して聞かせる」通訳技術につ いては定評がある。また現在は、イーウーマンの講演者養成講座の講師をはじめ、医科歯科大学医学部、東京外語大学国際医療通訳者養成講座の講師としても活躍中。国立小児病院アレルギー科で10年以上に渡り非常勤心理療法士として勤務した経験を持つ。サイコドラマ系列ともいえる即興演劇のプレイバックシアターにおいては同演劇学のニューヨーク校卒業。2人の娘、3匹の犬、黒猫の母。