【JIF2015】岩瀬かずみ、平山敦子「同時通訳者が現場で考えること」
同時通訳者が現場で考えること
エージェントの視点から見るセッションに加えて、現場で活動する通訳者の側からの視点も重要です。本セッションでは現役の同時通訳者がパネリストとして、通訳者が現場で直面する諸問題について参加者の質問に答えつつ、対話を図ります。通訳者がエージェント登録、レート設定、能力査定、現場対応、仕事がしやすい通訳者とそうでない通訳者の違い(あれ、この既視感?)の問題についてどう考えているのか。質問に制限はありません。この機会にぜひみなさんの質問をぶつけてみてください。
岩瀬かずみ
会議通訳者。東京女子大学卒業後、文芸翻訳者を目指すが、文芸のみでは生計を立てていくことが難しく、国際特許事務所で特許明細書翻訳業務を行う。のちに某携帯電話会社の立ち上げに際し日本参入した米国企業の社内通訳を経て、独立。フリーランス通訳者となる。企業や政府関係の会議、セミナー等の通訳に加え、イベントやテレビ番組等エンターティンメント系の仕事も多い。スポーツ国際親善試合のスタジアムMCを含め、バイリンガルMCとしても活動している。
平山敦子
会議通訳者。得意分野は軍事、司法、IT、自動車など。ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領、マイケル・ポーター(経済学者)、マーシャル・ゴールドスミス(エグゼクティブ・コーチングの第一人者)、細野晴臣(音楽家)、エイモリー・ロビンス(エネルギー学者、「新しい火の創造」著者)など、著名人の講演通訳も多数。学生時代にアルバイトでプロ通訳者の仕事ぶりを目の当たりにし、それまでの自信を打ち砕かれるとともに、これこそが目指すべき道と決心、今日に至る。特技はどんな通訳者とチームを組んでもうまくやっていける処世術。ちなみに通訳界では知る人ぞ知る(?!)ガジェットおたく。「ガジェットは通訳者にとって邪道ではない。鍛えぬかれた兵士だからこそ最高の装備を!」の信念のもと、通訳パフォーマンスを最大化してくれる優れモノの道具を求め日々研究中。