【JIF2017】土方奈美「原子力通訳の基礎知識~通訳経験ゼロから原子力通訳になるまでに学んだこと」
土方奈美
大学卒業後、日本経済新聞社に入社。13年にわたり記者として企業経営や資産運用など幅広い分野を取材する。2008年に子供の小学校入学を機に独立し、ビジネス書を中心としたノンフィクション翻訳の世界に入る(訳書に『How Google Works 私たちの働き方とマネジメント』日本経済新聞社、『トランプ』文藝春秋など)。2012年、アメリカのモントレー国際大学院(現在ミドルベリー国際大学院モントレー校)で翻訳修士号を取得。2014年9月、電力会社の原子力部門で社内通訳として勤務開始。2016年9月にフリーとなり、現在は原子力通訳と書籍翻訳の二本柱で活動中。
原子力通訳の基礎知識――通訳経験ゼロから原子力通訳になるまでに学んだこと
原子力通訳というと、こむずかしそうで敷居の高いイメージを抱かれるかもしれません。私学文系卒、おまけに通訳未経験という3年前の私もそうでしたが、意外と敷居は越えられるものでした。今回のセッションでは、この間見聞きしてきた先輩方のすばらしいパフォーマンスや私自身の失敗例もまじえながら、次のようなテーマをお話しします。
・原子力通訳に未来はあるのか――遅れる原発再稼働。事業者とともに通訳も消える?
・日本の原子力産業の主要テーマと通訳需要
再稼働、世界最高水準(エクセレンス)の追求、国による検査制度見直しへの対応
・原子力通訳の基礎知識、勉強法、ビギナーの仕事の選び方
PWR、BWR、PCV、RPV、OE、WANO……アルファベットスープを制する者が原子力通訳を制す?