【JIF2017】柴原早苗「今こそアナログ志向で~放送通訳に求められること」

柴原早苗

放送通訳者。獨協大学非常勤講師。上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳業に従事。NHK「ニュースで英会話」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。

放送通訳者・柴原早苗のブログ

今こそアナログ志向で~放送通訳に求められること

資料の事前入手や当日までの予習など、ビジネスや会議通訳の場合、あらかじめ準備に時間をかけて通訳本番を迎えることができます。一方、放送通訳では当日のオンエアまでどのようなニュースが出てくるかわかりません。そこでカギを握るのが「背景知識」です。日頃からどれだけ多様なトピックを広く浅く、かつ狭く深く頭の中に蓄えているかがニュースの訳出クオリティを決めるのです。

本講演ではCNNおよびCBSの報道番組を同時通訳するにあたっての具体的な準備方法や情報収集ノウハウに関してお話いたします。デジタル時代の今だからこそ、アナログ的観点の必要性も検証していきます。また、紙辞書や紙新聞、AMラジオや図書館、リアル書店などの活用法なども合わせてお伝えする予定です。放送通訳に興味のある方、英語学習方法に関心を抱いている方など、「学び」を追求するみなさまのお役に立てれば幸いです。


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