【JIF2019】池田和子「フリーランス会議通訳者に必要なスキルとは?」
池田和子
上智大学外国語学部、比較文化学科卒業。モントレー国際大学大学院、会議通訳修士。コロンビア大学大学院、英語教授法修士。外国資金為替ディーラーを経て、1993年よりフリーランス会議通訳者・翻訳者。スポーツから国際会議まで幅の広い分野をこなす。
2002年より東京外国語大学非常勤講師として、通訳講座および通訳訓練法を応用した英語講座を担当。出版物に『会議通訳者の養成における日米比較』」「日本語学、1995年12月号(明治書院)特集 外国語としての自国語の教育と普及」、『逐次通訳演習における教室内でのペアワークの効果』日本通訳学会学会誌「通訳研究」第二号、がある。「オーレックス和英辞典(旺文社、2008)」執筆。「大事なとこだけ総まとめ、時事用語(永岡書店、2012)」英訳監修。
フリーランス会議通訳者に必要なスキルとは?
フリーランスの会議通訳に必要なスキルは何だろうか?語学力・通訳力は言うまでもないが、それは具体的にどういうスキルのことを言うのか?そして、それはどうやって身に着ければいいのだろうか?1つの業界に留まらず、幅広い分野で通訳がこなせるようになるには、どういう勉強をすればいいのか?プロの通訳者になってから、技量を保持・強化していくには?
長野五輪金メダリスト記者会見の同時通訳、大相撲オーストラリア公演の公式通訳者、総合格闘技大会のリングサイド通訳、それぞれに必要なスキルは共通点もあれば、異なる点もある。オバマ大統領の一般教書演説、洞爺湖サミット、ユネスコ無形文化遺産会議、スペースシャトル打ち上げといった各種国際会議や多くの経済・法律系の通訳もこなす通訳者養成や英語教育にも携わっている立場から、フリーランス通訳者を目指す皆さんにアドバイスをする。