【JITF2020】高橋聡「辞書の使いこなし2020」
高橋聡
高橋 “帽子屋” 聡。CG以前の特撮と帽子と辞書をこよなく愛する実務翻訳者。翻訳学校講師。日本翻訳連盟(JTF)理事・副会長。学習塾講師と雑多翻訳の二足のわらじ生活と、ローカライズ系翻訳会社の社内翻訳者生活を経たのち、2007年にフリーランスに。現在はIT・マーケティングなどの翻訳を手がける。最近は、翻訳者が使う辞書環境と「辞書を読む」ことについて、翻訳フォーラム(fhonyaku.jp)などの翻訳者グループで情報を発信している。
ブログ:http://baldhatter.txt-nifty.com/misc/
辞書の使いこなし2020
辞書は、翻訳者・通訳者にとって必要不可欠な道具です。辞書なしで仕事に臨むことなど、よほどの言葉の天才ならともかく、凡人たる私たちには不可能です。では、そ必須の道具、ちゃんと分かって使いこなしていますか。たとえば――
①辞書や翻訳ソフトのメーカー LogoVistaでは、『メリアム・ウェブスター英英辞典』という製品を売っています。②Merriam Websterのオンライン版は無料で使えます(https://www.merriam-webster.com/)。③同じオンラインでも、Merriam Webster Unabridgedは有料サービスです。④「Websterの英語大辞典」といえば、1961年に出た第3版を指します。①~④、これらはいったい、何が違うのでしょうか。
学習レベルの英英辞典では COBUILD がポピュラーですが、その特徴はどこにあるのかご存じですか。
「広辞苑によれば……」というのは定番のフレーズですが、翻訳者・通訳者は『広辞苑』があれば済むのでしょうか。
そんな疑問に答えながら、辞書を正しく使いこなすコツ、2020年最新版をお届けします。上の質問に即答できなかった方、ぜひご視聴ください!