【JITF2020】大森喜久恵「中国語通訳者への道のり」
大森喜久恵
中国語会議通訳者。高校及び大学時代を家族とともに中国で過ごす。帰国後、製薬会社と法律事務所で嘱託通訳として働きつつ、会議通訳者としても活動を始める。1989年に初めての同時通訳。その後フリーランスの通訳者として政治経済関係を中心に活動。放送通訳者、通訳スクール講師。
共著「聴いて鍛える中国語通訳実践講座―ニュースとスピーチで学ぶ」(東方書店、2014年)。
中国語通訳者への道のり
父親の仕事の関係で突如として10代後半で中国に行くことになり、漢字・漢字・漢字の中国語の世界にどっぷりと浸ってきました。帰国後20代半ばにして会議通訳の道を歩み始めました。未熟な若い通訳者が通訳業を続けて来られたのは、時の運に恵まれていたと思いますが、中国語通訳界の先駆者たちの存在が私にとって計り知れないほど大きく、いまなお心の中でその人たちの背中を追い続けているといっても過言ではありません。
経験談のほか、中国語通訳市場の移り変わり、過去と現在の中国語通訳者への道のりについてもお伝えできればと思います。