【JITF2020】セランド修子「経営について語るときに会議通訳者が語ること」
セランド修子
株式会社STC プリンシパル。NY州都アルバニーとCA州サンフランシスコベイエリアにおける25年弱の滞米生活後、東日本大震災を契機に2012年に東京に帰国。2015年7月に訴訟と製薬を中心とした通訳エージェンシーである株式会社STCを立ち上げ、今期で6期目に入る。ニューヨーク州立大学人文学部創作科Ph.D.。詩人で翻訳家のエリック・セランドと黒柴と、小田急線玉川学園前で暮らす。
経営について語るときに会議通訳者が語ること
オリンピックブームが大きく影響したこの5年間を振り返りながら、withコロナ時代の会議通訳者の営業策を聴衆参加形式で話し合う。ルールを決めた形で途中随時、質問を受け付ける。
前半:エージェンシーが求める通訳とは?
経営についての興味など全くないまま、会計士に節税目的の「会社成り(法人化)」を薦められ、それに従ったのが5年前でした。セッション前半では、時代のブームに乗って結果的に成長した過去5年間を振り返りながら、通訳を送る側と送られる側の視点で、会議通訳として必要な準備やふるまいについて話し合います。また日本市場におけるエージェンシーの役割についても言及します。
後半:withコロナ時代の通訳経営
清水寺の近くにたまたま先代から店を持っていた土産物屋のように、ここ数年は何もしなくても倍々で売上を伸ばせていた会議通訳もいたのではないでしょうか。それが2月を境にパタリと無くなった…。これまでマーケティングをしてこなかった、しなくても良かった業種…。自分を一人の経営者に見立て、今後、どのように宣伝やマーケティングをしていけば良いのか、前代未聞のwithコロナ時代をどう生き抜くかをみんなで話し合いましょう。