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保護中: 【第10回】あの通訳研究って、実際どうなの?「EVS (Ear-Voice-Span)についての一考察」

【会員限定コンテンツ】 5月から既に全国で夏日、真夏日を記録しています。今年の夏も暑いという予報だそうですが、こんなに早くから暑さが訪れるとは想定外でした。マスクをいつどのように外してもいいのかが議論になっていますが、暑さが厳しくなってくるにつれ、マスクが苦しくなってきます。安心してマスク無しの生活が送れるようになるのは、いったいいつのことになるのでしょうか。 そのコロナ禍が世界中を...

保護中: 【第37回】放送通訳の世界「困った!でも止まれない」

【会員限定コンテンツ】 国際会議の同時通訳の場合、たいていは事前に資料を頂けます。資料とはすなわち当日のスケジュール、話者のプロフィール、原稿やスライド資料などです。通訳者としては、ありとあらゆる情報が助けになります。よって資料が事前にあるか否かで当日に大きな差が出てくるのですね。 一方、放送通訳の場合、当日になるまで何が出るかは不明。あらかじめネットや新聞でチェックしてヤマ...

【JITF2022】岩辺いずみ 「英日字幕翻訳~作品に字幕をつけてみよう!」

岩辺いずみ 大学卒業後に雑誌で編集&ライティングの仕事に就く。アメリカに留学後、日本映像翻訳アカデミーで1年、フェローアカデミーでアンゼたかし氏のゼミに1年学ぶ。2002年から英語・フランス語の作品を中心に多言語の字幕を手がける。代表作に映画『キンキーブーツ(松竹ブロードウェイシネマ版)』『mid 90s ミッドナインティーズ』『冬時間のパリ』『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』、ドラ...

【第1回】手話通訳士への道「先ずは私のこととこれから」

●はじめに  今日から連載のスタートです。  私は52年前(1970年度)、千葉県で開催された全20時間の第1回手話奉仕員養成講座を卒業し、手話言語通訳の道を歩み始めました。 私の両親はろう者(大雑把な整理ですがろう者集団に所属し、手話言語の話者とします。)だったので、手話言語が飛び交う環境で育ちましたが、差別意識満載の私は、手話言語を否定し、「ろう」を受け入れられず、避けて育...

【JITF2022】大島聡子、玉川千絵子、矢能千秋、山本真麻「出版翻訳 作戦会議:私たちの場合 最初の1冊〜現在〜次の目標」

大島聡子 https://twitter.com/syuzunosyuke 主な訳書『自己啓発の教科書』『世界の幽霊出現録』『ビジュアルストーリー 世界の秘密都市』(日経ナショナルジオグラフィック社)、映像『星のささやき』27th キネコ国際映画祭特別賞。 玉川千絵子 https://twitter.com/chitama 英日翻訳者。共訳『ブラッ...

【JITF2022】池田和子「英日逐次通訳の基礎」

池田和子 上智大学外国語学部、比較文化学科卒業。モントレー国際大学大学院、会議通訳修士。コロンビア大学大学院、英語教授法修士。外国資金為替ディーラーを経て、1993年よりフリーランス会議通訳者・翻訳者。スポーツから国際会議まで幅の広い分野をこなす。 2002年より東京外国語大学非常勤講師として、通訳講座および通訳訓練法を応用した英語講座を担当。2021年より早稲田大学及び大学...

【JITF2022】袖川裕美「はじめての放送通訳~まずは正確な理解から」

袖川裕美 関西外国語大学英米語学科教授。日英同時通訳者。東京外国語大学フランス語学科卒。ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)修士課程修了。1994年より放送通訳(BBCロンドン/東京、NHK・BS、CNN)や会議通訳に従事する。著書の『同時通訳はやめられない』(平凡社新書2016)は朝日新聞・天声人語をはじめ主要紙の書評で取り上げられた。テレビ東京『たけしのニッポンのミカタ』(...

【第9回】通訳・翻訳学習記-ミドルベリー国際大学院「期末最終試験について」

卒業を決める最終試験 皆さん、こんにちは。ニック・コンチーです。私からの記事は今回で最後となりますが、今までの連載シリーズをお読みいただきまして誠にありがとうございます。ミドルベリー国際大学院(MIIS)で学ぶ内容・通訳方法などを皆さんにご紹介することができ、嬉しく思います。今回はMIISのファイナル試験と任意の修士論文について書いていきたいと思います。 無事に卒業できました!白い「...

【JITF2022】賀来華子「日英逐次通訳ブートキャンプ〜ことばをより広く、より深く」

賀来華子 通訳技術を教えることに心を燃やす会議通訳者・大学講師。現場は法律事務所、国連機関、官公庁などが多いが、私生活では本屋と映画館に足繁く通う。年に半分、東京大学駒場キャンパスで、帰国子女や留学生に通訳技術を教えるようになって今年で7年目。米国、デンマーク、イタリア、ブラジル、タンザニアの延べ8ヶ国で育つ。上智大学卒、米モントレー国際大学(MIIS)会議通訳修士号、米コロンビア...

【第10回】通訳・翻訳学習記 東京外国語大学編「卒業式と今後の進路について」

 皆さん、こんにちは。日本会議通訳者協会理事の佐々木です。  桜が満開になったかと思えば、急に寒い日が戻ってくるという寒暖差が大きい日々が続いてますね。体調いかがお過ごしでしょうか。  ついに、本連載も最終回となりました。今回は卒業式の様子と今後のキャリアについてお話したいと思います。 卒業式  3月の下旬に東京外国語大学の卒業式がありました。コロナ禍が続くなか、今回の卒...

第4回JACI同時通訳グランプリ(2022)予選通過者

厳正な審査の結果、以下の方が2022年6月12日(日)に行われる本選に進出することが決定いたしました。本選のスピーチタイトルとあわせてお知らせします。当日は体調を整え、実力を遺憾なく発揮されることを期待しております。 (以下、順不同) <学生部門> 安部望海(Middlebury Institute of International Studies at Monterey)薄久...

【JITF2022】武藤陽生「ゲーム翻訳のエッセンス」

武藤陽生 ゲーム、出版翻訳者。29歳のとき『深夜特急』に影響されて出たひとり旅の途上で翻訳に目覚める。帰国後フェロー・アカデミーの出版翻訳コースにかよい、その傍らでゲーム翻訳会社に勤務。その後フリーランスとして独立し、ゲーム翻訳と出版翻訳に携わる。おもな訳書は『ショーン・ダフィ・シリーズ』『駆逐艦キーリング』、訳したゲームは『Gone Home』『The Vanishing of ...

【6/4】JACIエンパワメント部 キックオフイベント【遠隔】

本会議通訳者協会(JACI)公式サブグループとして、『エンパワメント部』が発足しました! エンパワメント部は、自身の通訳ビジネスにオーナーシップを持ち、事業の成長や業界の発展を考える通訳者が集うグループです。 外部講師を招いた講演会やメンバー同士のワークショップを通して、持続可能な通訳業、キャリアプラン、ビジネスマインド、ウェルビーングなど、さまざまな角度から共に学び、意見や情報を交...

保護中: 【第36回】放送通訳の世界「共感疲労」

【会員限定コンテンツ】 短期間で終結すると思われたウクライナ情勢。当初は「ロシアによるウクライナ侵攻」ということばが使われていましたが、最近は「戦争」という語も見られるようになりました。「戦争」は「宣言」をすることで本格化します。侵攻が始まったのは冬の終わり。そして今、私たちは夏を目前に控えているのです。 CNNでも特別体制がとられ、通常の番組が速報に切り替わりました。24時...

【第2回】ロンドン・メトロポリタン大学会議通訳修士コース編「全面オンライン授業からハイブリッド形式へ」

こんにちは!ロンドン・メトロポリタン大学会議通訳修士コース在学中の渡辺有紀です。イギリスではイースター休暇が終わり、夏に向けて爽やかな季節となっています。私の学生生活も2年目後半となり、5月中旬の通訳実技試験、そして修士論文の執筆に向けて、総仕上げの時期に入っています。 前回に引き続き、ロンドン・メトロポリタン大学(以下ロンドンメット)での会議通訳修士コースについて、私の体験を寄稿させてい...

日本通訳翻訳フォーラム2022

一般社団法人 日本会議通訳者協会(JACI)が毎夏主催する日本通訳翻訳フォーラムが今年も帰ってきます!今年のテーマは「深く学ぶ」。過去2年で見たような講演は一部残しつつも、今年はよりディープな学びを実現するため、曜日別に通訳と翻訳の日英遠隔ワークショップを多数実施します。講師は第一線で活躍するプロばかり。業界最大のサマースクールにぜひご参加ください。今年も毎日開催(たぶん!笑)。リアルタイム参加...

保護中: 【第31回】製薬業界の通訳「おススメ製薬通訳教材⑥」

【会員限定コンテンツ】 第26回から、第25回までに取り組んできた各トピックをさらに学習する際のおススメ教材を紹介しています。第6弾の今回は、第21回~第24回が対象です。 第21回は「患者情報保護の通訳」(https://www.japan-interpreters.org/news/keitaro-morita-pharma21/)に取り組みました。 記事の冒頭で大きく...

【第9回】通訳・翻訳学習記 東京外国語大学編「二年次秋学期期末試験、いよいよ卒業目前!」

 皆さん、こんにちは。日本会議通訳者協会理事の佐々木です。  少しずつ暖かくなり、梅や桜がちらほら咲き始めましたね。春はもうすぐそこですね。  今回は、二年次秋学期期末試験、オンライン形式の同時通訳実習、そして修士論文・修士研究発表会についてお話します。 二年次秋学期期末試験  秋学期期末試験は「同時通訳ワークショップ(日本語→英語)」と「英語同時通訳演習(英日)」で実施...

(日英)真夏の逐次通訳ワークショップ2022

【本イベントはコロナ感染拡大の影響を鑑み、中止になりました】 JACI名物、真夏のワークショップが帰ってきます!それも北海道から沖縄まで、初の全国ツアーです! 協会所属の経験豊富な会員が講師となり、逐次通訳の技術について実践的な講義と演習を行います。本イベントは完全な対面方式で実施され、撮影もないためアーカイブ動画も残りません。仲間と一緒に技を磨き、食事を共にしてつながりを深めること...

【第8回】通訳・翻訳学習記-ミドルベリー国際大学院「現場での力が試される、MIISの2学年目」

皆さん、こんにちは!丹羽つくもです。昨年から数回にかけて、母校ミドルベリー国際大学院(MIIS)についての連載をニック・コンチーさんと執筆しています。前回はついに2年生となった私たちの1学期目の様子を、ニックさんがまとめてくださいました。今回は、その続きということで、日英・英日の通訳・翻訳クラスだけではなく、他にもどんなキャンパスライフを送っているのかについてお話させていただきます! プラ...

【第18回】柴原早苗の通訳ライフハックス!「ホテル活用術」

この2年間、会議通訳もセミナーも授業もオンラインが主流となり、「交通機関を使って移動をして、現地に宿泊する」という機会がめっきり減りました。確かに、「自宅にいながらにして通訳や指導をできる」のは便利です。合間に家事をしたり宅配便を受け取ったりできますし、ラッシュの電車にもまれることもありません。でも、出張や旅というのは、現実から離れることができます。普段見慣れない光景を目にするだけでも新鮮な気持...

【第1回】ロンドン・メトロポリタン大学会議通訳修士コース編「コロナ禍に入学!」

「今、世界で起きていること、通訳者の役割をしっかり見ておくように。世界中の人達への情報の架け橋となること、それが私たち通訳者の使命です。」 2022年2月末、ロシアのウクライナ侵攻が開始された直後の授業で、最初に言われた言葉です。第二次世界大戦を前後して、国連やNATO、後のEUとなる国際機関が次々と設立されました。その大きな目的の一つが、国際平和です。同時通訳が世界で初めて公式に使用され...

【第7回】通訳・翻訳学習記-ミドルベリー国際大学院「MIISの2学年目:授業内容と環境が変わっていく!」

皆さん、こんにちは!ニック・コンチーです。今年の2月にJACI主催のパネルディスカッションに参加させていただきました。様々な大学院の通訳プログラムについて興味深いお話ができてとても楽しい時間を過ごすことができました。JACIの関根様にお声がけいただきましたこと、そしてご覧いただいた皆様に大変感謝しております。 早速ですが、今回はMIISの2学年目の授業内容について書いていきたいと思います。...

保護中: 【第9回】あの通訳研究って、実際どうなの?「IDRCとは何か―Daniel Gileの理論から」

【会員限定コンテンツ】 早いもので、2022年もあっという間に2ヶ月が過ぎてしまいました。年末から懸念されていたオミクロン株感染が急拡大しており、結局行動制限が掛かったままの日々が続いています。加えて、2月末にはロシアによるウクライナ侵攻が勃発し、不安定な世界情勢が続いています。 その渦中にあるウクライナのゼレンスキー大統領のスピーチは世界中で報道されましたが、ドイツのテレビの通訳者...

保護中: 【第35回】放送通訳の世界「めざせ省エネ」

【会員限定コンテンツ】 放送通訳現場では毎回さまざまなニュースがお目見えします。会議通訳のように「事前資料配布・予習」をしづらいのが特徴。ゆえに日ごろから自力でニュースに触れ、日常生活でも好奇心のアンテナを立てた状態で過ごします。すべてが自分にとっての学びとなり、ひいては現場で生かされるのです。 ただ、こうして意識を高く持ち続けたとて、本番で難儀するのもこの仕事ならでは。...

ロシアによるウクライナ侵攻に対する抗議声明

各種報道によると、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が行われ、民間人に死傷者が発生するなど予断を許さない状況が続いています。 私たち通訳者は、異なる文化や言語をつなぐ黒子であり、架け橋です。いつもは黒子の私たちですが、一市民として声をあげるべきだと決意し、この声明を発表します。 伝えたいことはただ一つ。 私たちは、戦争に反対します。 令和4年3月1日 一般社...

「国際会議デビュー!体験記~満元証」

国際会議の同時通訳デビューという、有難くも緊張感たっぷりだった機会を頂いたので、私からこのお仕事を受けるに至った経緯や学んだことをささやかながらお伝えしたいと思います。改めて、このような貴重な機会を下さった関根さん、サポートとして助けてくださった通訳者の熊野里砂さん、そして共にデビュー戦を駆け抜けてくれた上妻さん、ありがとうございました。 今回私がご紹介頂いた案件は、グローバルグリーンズが...

「国際会議デビュー!体験記~上妻つぐみ」

「コロナ世代」の通訳者見習いが国際会議デビューするまで 時は12月30日、2021年も残すところあとわずか。私の通訳の師匠と慕っている関根マイクさんから「2/5 グローバルグリーンズ世界大会(遠隔)」という件名のメールが届きました。「こんなのきてるけど、興味ある?」という同時通訳案件の打診でした。 会議内容を確認すると、何と学生時代にボランティア通訳で撃沈した会議のトピック。もちろん...

【第8回】通訳・翻訳学習記 東京外国語大学編「二年次秋学期と年末年始」

 皆さん、明けましておめでとうございます。日本会議通訳者協会理事の佐々木です。  2022年になりましたね。皆さんは年末年始いかがお過ごしでしたか。私は先日無事修士論文を執筆し終え、最終審査を受け終わり、後は結果を待つのみとなりました。  第8回は前回お伝えした通り、二年次秋学期と年末年始のお話をしようと思います。 二年次秋学期  秋学期も春学期に引き続き、修士論文ゼミ、...

保護中: 【第34回】放送通訳の世界「どこまで溜める?」

【会員限定コンテンツ】 通訳者に必要なのは「語学力・知識力・体力」。私はこれを合言葉にしており、ジム通いも大事な業務の一環(?)です。中でもお気に入りはバーベルを使い、音楽に合わせて体を動かすスタジオレッスン。わずか30分でもたっぷり筋トレになります。 レッスンでよくインストラクターさんが使う「溜める」という言葉。たとえばスクワットの場合、しゃがんだ状態で数秒間「溜めて」か...