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保護中: 【第8回】薬事の通訳ー医療機器を中心に「様々な医療機器をどう評価するか」

【会員限定コンテンツ】 これまで、医療機器は製品の特徴とリスクにより審査の着眼点が異なると述べてきました(関連:本連載第1回、本連載7回)。第8回では、様々な医療機器の分類の観点から抜粋して数点紹介します。 医療機器の分類 有体物・無体物 (tangables, intngables) 法による定義はありませんが、有体物はモノとして存在する医療機器、無体物はソフトウェア医...

保護中: 【第17回】あの通訳研究って、実際どうなの?「専門職と倫理観」

【会員限定コンテンツ】 プロとして、専門職としての倫理観を考える  世間は長期連休を迎え、国内外の観光地に関するニュースを頻繁に見る時期となりました。しかし、統計では自宅で過ごす割合が最も多く、観光地はいわゆるインバウンドによる海外からの観光客で賑わっているようです。経済的には「お金を落としてくれる観光客」ではあっても、オーバーツーリズム問題も出てきており観光客のマナーが課題となって...

【JIF2024】ジュリア・ポーガー「クライアント・ジャーニー完全版〜段階別コミュニケーション攻略法」

ジュリア・ポーガー ジュリア・ポーガーは英語、ロシア語、フランス語のビジネス、会議および外交通訳者。30年以上にわたり政府、NGO、企業、国際機関などで通訳経験を有する。通訳者がより高い報酬と好条件で、多くの案件を獲得できるよう、サポートを提供している。2002年「Know Your Worth」セミナーを立ち上げて以来、何百人もの通訳者、翻訳者、公人、コーチ、その他のサービス・プ...

【JIF2024】クリス・ギショー・デ・フォーティス「通訳におけるストレス・マネジメントとエキスパート・パフォーマンス」

クリス・ギショー・デ・フォーティス クリス・ギショー・デ・フォーティスは、英語(A)、フランス語(B)、スペイン語(C)の会議通訳者。英国ケンブリッジ大学、バース大学にて学ぶ。AIIC (International Association of Conference Interpreters)メンバー。プロテニス選手としてキャリアをスタートさせ、アマチュアのラリードライバーとしても...

【JIF2024】吉田理加「スペイン語司法通訳(者)の現状と今後の課題:ナラティブ分析を通して」

吉田理加 愛知県立大学外国語学部准教授、国際文化研究科博士前期課程コミュニティ通訳学コースの担当教員。会議・司法・医療通訳者。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程修了(Ph.D)著書に『顕在化する多言語社会日本:多言語状況の的確な把握と理解のために』(共著)や『翻訳と通訳の過去・現在・未来:多言語と多文化を結んで』(共著)など、論文に「通訳を介した法廷談話実践を...

【6/15】竹山友陽「サッカーと言葉:世界をつなげるサッカーのコミュニケーションとは」【遠隔】

Jリーグ選手や海外クラブに在籍する選手たちは語学面でどのようにサポートされているのか? 講師の竹山氏は英語、イタリア語でサッカーに関連する通訳業務を多数経験されてきましたが、本講演では竹山氏がどのように語学力を向上し準備をしてきたかをご紹介します。これに加えて、日本サッカーと海外サッカーを繋ぐ仕事の中で、どのような技能や経験が必要されているかを参加者のみなさまと共有します。 サッカー...

【JIF2024】小川カミーユ「フランス語会議通訳の現場から」

小川カミーユ フランス語会議通訳者・翻訳家。パリ通訳翻訳高等学院(ISIT)で会議通訳基礎科修了後、1989年に日本語を磨くために来日。1992年から日仏・英仏会議通訳のほか、和文仏訳・英文仏訳、仏語字幕作成など幅広く手掛ける。2021年〜2023年、APEF青山フランス語プロフェショナルコース短期集中講座「リモート同時通訳ワークショップ」講師。Techforwordの創設メンバー...

【最終回】手話通訳士への道「ー終わりにー」

 意地の悪い私は、「コーダ(ろう者の両親のもとで育った聞こえる子)」なので、勉強会などで手話通訳が用意されているとき、次のように自己紹介することがあります。 私は「コーダ」です。よく「あーだこーだ(コーダ)」とうるさい川根といわれています。 というと聞こえる人からは笑いが漏れますが、ろう者からの笑いはほとんどありません。 「あーだこーだ」を、ある通訳は、「あーだ」を人差し指で左...

【第8回】通訳留学奮闘記~梨花女子大学校通訳翻訳大学院編~「辛くて辛い、同時通訳トレーニング」

34歳でハングル文字から韓国語学習をスタートさせ40歳を目前に韓国の通訳翻訳大学院(=通大)に入学した私が、「通訳のための海外留学」のリアルな実態をお届けします。 今回は「同時通訳ブースの中で迷走する話」です。 いよいよ始まった同時通訳の本格訓練 冬休みが終わり、3月から新たな学期がスタートしました。 今学期の必須科目は、「専門逐次通訳」「同時通訳AB(韓日)」「同時通訳...

【JIF2024】「通訳人へのインタビューからみえたベトナム語司法通訳の現状と課題」

TRAN THI MY(チャン・ティ・ミー) ハノイ国家大学 外国語大学 東洋言語文化学部卒、同大学大学院研究科 修士課程 日本語学専攻修了。東京外国語大学大学院 総合国際学研究科 博士前期課程 日本語教育学専修コース修了、同後期課程 言語文化専攻修了。博士(学術)。 主な論文・著書:「日越間ビジネス通訳におけるベトナム人通訳者の職業規範意識」(2019年、『通訳翻訳研究への...

【JIF2024】毛利雅子「日本における英語司法通訳の現状と今後の課題」

毛利雅子 名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授。民間企業、政府機関勤務などを経て通訳の道に。会議通訳者、司法通訳者として活動する傍ら、日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程を修了し博士号取得。関西外国語大学、豊橋技術科学大学を経て現職。通訳研究、異文化コミュニケーション研究を行っている。著書に『法廷通訳翻訳における言語等価性維持の可能性―現場から問う司法通訳翻訳人の役割と立...

【JIF2024】冨田さとこ「外国人支援現場での通訳の重要性(利用者の視点から)」

冨田さとこ 法テラス本部国際室長/弁護士(法テラス東京法律事務所) 東京都立大学を卒業し、2004年に弁護士登録。2006年10月、日本司法支援センター(法テラス)の業務開始と同時に、新潟県佐渡市に赴任。法テラス沖縄法律事務所に赴任後、退職してアメリカに留学し、刑事政策修士課程を修了。国際協力機構(JICA)の長期専門家として、ネパールで法整備支援に携わった。2018年3月、...

保護中: 【第14回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「四字熟語は便利(ただし条件付き)」

【会員限定コンテンツ】  同時通訳をしていると、いかに「省エネで訳せるか?」が大事になってきます。何しろ和訳を考えているうちに、ヘッドホンから聞こえる英語はどんどん先を行っているのです。悩んでいる暇はありません。瞬時に考えてそれを口にする。その繰り返しにつきます。よって、回りくどい日本語や、口の動きが上下左右に激しくなるのも私にとっては避けたいところ。短い単語で内容をズバリ表現できる和訳が...

【JIF2024】ロビン・セットン「機械通訳は価値をもたらすのか?」

ロビン・セットン 会議通訳者 (1983年-2020年AIIC会員、フリーランスおよび専属通訳者)、研究者、トレーナー、翻訳者、作家。フランスおよびイギリスの二重国籍を有し、主に両言語間、ドイツ語、中国語の通訳者として活動。応用言語学の博士号(1997年)取得。1990年以降、ヨーロッパとアジア(パリ、ジュネーブ、上海、台北)の通訳学校および教育機関にて、トレーナーやコースデザイナ...

【JIF2024】新川諒「通訳者のキャリアを切り拓く『+α』」

新川諒 NBAワシントン・ウィザーズのマーケティング・マネージャー、MLBシンシナティ・レッズでコンサルタント、ラグビーエージェント会社BSMIの日本でのオペレーションズマネージャーを兼務。フリーランスとしてスポーツを中心にライター、通訳、コンサルタントとしても活動。MLB4球団で合計7年にわたり広報・通訳に従事し、2017年WBCでは侍ジャパンに帯同。また、DAZNの日本事業立ち...

保護中: 【第7回】薬事の通訳ー医療機器を中心に「医療機器承認審査の視点」

【会員限定コンテンツ】 第6回では、製品のリスクと新規性に基づいて申請・審査における取り扱いが変わることを説明しました。第7回では、申請戦略を作ったり、審査されるときの着眼点について掘り下げて説明します。まずは、何を記載するのか見ていきましょう。 承認書には何が書かれているか 承認書(申請書)には、下記の内容を記載します。*1 使用目的(Intended use)、形状構...

保護中: 【第6回】フランスとレイシズム「パリ・オリンピック、アヤ・ナカムラ、そして不可視化される人々」

【会員限定コンテンツ】  二月末。今夏にパリ開催を予定されているオリンピック・パラリンピックの開会セレモニーで、大統領エマニュエル・マクロンが、ある有名歌手に開会セレモニーでの歌唱披露を要請した、との「エクスプレス」紙による報道が議論を巻き起こした。 その歌手とはアヤ・ナカムラで、30歳にも満たない若さながら、いまや世界中で最も聴かれているフランス語圏歌手と言われている。去年5月のパ...

保護中: 【第13回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方『ナポレオン』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2023年は映画館で180本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第13回の作品はリドリー・スコット監督がフランスの皇帝ナポレオン...

保護中: 【レポート】AnimeJapan 2024

この春に立ち上がる予定のJACI エンタメ・スポーツ通訳部のメンバー、重友亜希子と田中心一郎が一足早くAnimeJapan 2024に参加して情報収集・業界交流を行いました。以下はそのレポートです。 <重友亜希子> ◆3月24日(日) パブリックデイ@東京ビッグサイト  三密という言葉の記憶も遠くなりつつある今春、東京ビッグサイトには3月23日・24日の2日間で13万人...

保護中: 【第13回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「日本の文化用語に訳しちゃった!!」

【会員限定コンテンツ】  同時通訳では一瞬の判断で訳語を選んでいきます。迷う時間はありません。それどころか、少しでも黙ってしまうとそのまま沈黙all the wayになりそうな恐怖にかられます。聞き手のお客様にしてみれば、それほどの空白時間ではないはず。でも同通まっただ中の通訳者のアタマの中はこんな感じ: 「わっ!訳語が出てこない。どーしよー?関連用語でも何でも良いから、早よ、出てこ...

【第23回】手話通訳士への道「手話通訳のやり方」

今回は、手話通訳士・者のあり方・動き方をふまえ、やり方について考えてみたいと思います。私は現場に出向いたとき、通訳を利用する人たちの関係性や話題等から、どのような「やり方(通訳)」が求められているのかを考えます。当然事前にわかっていることもありますが、現場で知る生の情報を生かす2つの決め手を紹介します。一つ目は、次の10の柱からなる「手話通訳に対する期待の内容」です。これは、ろう者の期待ですが、...

保護中: 【第5回】フランスとレイシズム「ある悲惨な小説について」

【会員限定コンテンツ】   パリ五区に位置する観光名所の一つ、パンテオンは、フランスの歴史的偉人たちを祀る巨大な霊廟だ。この墓所に登録される人物の指名権は第五共和制発足以降、共和国大統領のみに与えられており、その人物が残した足跡を国家の歴史のうちに正式に刻むために現在もなお、新たな誰かがこの施設の中に加えられている。  それゆえにパンテオンとは非常に政治的な施設と言える。というのも、...

保護中: 【第7回】安全保障と防衛の日英通訳「憲法と自衛隊の活動」

【会員限定コンテンツ】 ちょうど10年前になりますが、「集団的自衛権」が毎日のように報道された時期がありました。第3次安倍内閣で平和安全法制が成立した前後です。この法制成立は、戦後の安全保障政策の転換点となったわけですが、今回はこれによって自衛隊の活動が広がった経緯や、戦後続く憲法と自衛隊に関する議論の背景について見ていきたいと思います。 憲法9条と自衛隊 日本人の誰もが公民の...

保護中: 【第6回】薬事の通訳ー医療機器を中心に「医療機器の分類」

【会員限定コンテンツ】 本連載の5回までは概念的な部分について書いてきました。今回から数回にわたって薬事規制に関する各論についてお伝えしていきます。第6回は「医療機器の分類」と題し、医療機器規制の分類を説明します。 使い方による分類:一般的名称と使用目的  第1回でも言及しましたが、医療機器は一般的名称ごとにクラス分類され、クラス分類に応じた規制を受けます。一般的名称(Japa...

保護中: 【第5回】匂いにまつわるなにやかや「香料の種類」

【会員限定コンテンツ】 こんにちは、栗原です。 先だって散歩中はっとするような爽やかな甘い香りが漂ってきて、きょろきょろしながら慎重に進むと沈丁花が咲いていました。今年初めての沈丁花でした。さて、そんないい香りを取り出したい時、どうしたらいいのでしょうか。第5回の今回はそんな香りの抽出方法についてです。 と、その前に。取り出したい香りがどんな匂い物質からできているのか、そしてそ...

保護中: 【第12回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「turning of the season」

【会員限定コンテンツ】  「〇月△日 放送通訳」「*月#日 会議通訳」という具合に、私の手帳にはスケジュールが書かれています。長年愛用しているのは見開きのカレンダータイプ手帳。一カ月を丸ごと見渡せるため、その月の予定が一目瞭然です。これを見ながら、いつ、どの業務の準備をするか考え、日々のスケジュールに落とし込んでいます。 今でこそ「締め切りからさかのぼって勉強計画を立てる」を意識でき...

【第7回】通訳留学奮闘記~梨花女子大学校通訳翻訳大学院編~「もう何もかもやめたい」

34歳でハングル文字から韓国語学習をスタートさせ40歳を目前に韓国の通訳翻訳大学院(=通大)に入学した私が、「通訳のための海外留学」のリアルな実態をお届けします。 今回は「留学やめて日本に帰りたいと思った話」です。 スタートから波乱含みとなった冬休み 前回記事の最後に「気を引き締めて精一杯勉強していこうと思います!」などと鼻息荒く宣言していた私。そのまま2か月半の長期休暇へと突...

【第22回】手話通訳士への道「運動にみる手話通訳(士・者)のあり方・動き方」

 第19回~21回では法令による手話通訳(士・者)のあり方を紹介しました。  細かく分けると、手話通訳事業のあり方、手話通訳のあり方、手話通訳士・者のあり方に分けられるのですが、手話通訳士・者のあり方に絞らせていただきました。読まれた皆さんが、手話通訳のあり方、さらには手話通訳事業の手話通訳提供のあり方にまで膨らませていただけることを期待しながらまとめたものです。  さて、この「あり...