第5回 JACI特別功労賞 神崎多實子、金城初美


日本会議通訳者協会(JACI)は2018年に、通訳業および通訳業界に多大な貢献をし、その発展に寄与した個人および/または組織の功労を讃えることを目的に、JACI特別功労賞を制定しました。

厳正な審査を経て、第5回の受賞者は神崎多實子氏と金城初美氏に決定しました。

神崎多實子(かんざき たみこ)

神崎氏は半世紀以上にわたり日本と中国のあいだを緯糸(よこいと)で紡ぐが如く第一線で活躍した中国語通訳の草分けたる存在であり、2022年に引退するまで放送通訳者として現場に立ち続け、長年にわたり後進の育成にも熱心に努められました。通訳者として、また教育者としての人望も厚く、多くの通訳者の模範となるべき姿勢と活動が高く評価されました。

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金城初美(きんじょう はつみ)

金城氏は1970年代初期から今日まで通訳者として日本復帰後の沖縄を支えてきました。特に法廷通訳人としては、要通訳事件における通訳者の役割や環境の整備が不十分であった時代から現在まで約50年にわたり実務と教育を通してその改善に努め、今日の日本における司法通訳者の地位確立と環境改善に大きく貢献しました。

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JACI特別功労賞 選考委員(五十音順)

大森喜久恵(JACI認定会員)
白倉淳一(JACI理事)
関根マイク(JACI理事)
平山敦子(JACI認定会員)
矢野百合子(JACI認定会員)