【JIF2023】仁科恭徳「パラレルコーパスから見えてくること -辞書記述、翻訳ユニット、機械翻訳、そしてLSP-」
仁科恭徳
応用言語学者・コーパス言語学者。野菜ソムリエの資格や船舶免許も保有。最近は色彩(心理)学など他分野の研究にも従事している。英エクセター大学大学院応用翻訳学修士課程修了。英バーミンガム大学大学院コーパス言語学修士課程修了。英バーミンガム大学大学院より応用言語学博士号取得(Ph.D.)。京都府立大学共同研究員、立命館大学嘱託講師、明治学院大学専任講師、米ホープカレッジ客員交換教授、神戸学院大学准教授を経て、現在、神戸学院大学教授(兼任同志社大学)、および英オックスフォード大学客員教授。主な著書に『パラレルコーパス言語学の諸相』(単著、開拓社)、『言語分析のフロンティア』(共編著、金星堂)、『応用言語学の最前線』(共編著、金星堂)、『グローバル・コミュニケーション学入門』(共編著、三省堂)、『最新英語学・言語学用語辞典』(共著、開拓社)、『映画総合教材ラブアクチュアリー』(監修、松柏社)、『ホスピタリティ・コミュニケーション実践形式で学ぶおもてなし英語』(編著、三修社)、『ウィズダム英和辞典第3版』(共著、三省堂)、『ウィズダム英和辞典第4版』(共著、三省堂)、『デイリーコンサイス英和辞典第9版』(共著、三省堂)、Evaluative Meanings and Disciplinary Values: A Corpus-Study of Adjective Patterns in Research Articles in Applied Linguistics and Business Studies(単著、LAP),他多数.。
パラレルコーパスから見えてくること -辞書記述、翻訳ユニット、機械翻訳、そしてLSP-
本講演では、講演者の専門分野の一つでもあるパラレルコーパス(翻訳コーパス)研究の一端を示す。特に、昨今話題のAI Chatbot ChatGPTやDeepLなどの機械翻訳に関する話題も取り上げながら、コーパスとは何か、パラレルコーパス言語学とはどのような学問か、機械翻訳の歴史、学習データの重要性、LSP (Language for Specific Purposes)という概念がどのように辞書編纂や言語教育、機械翻訳の発展に貢献し得るのか、時間の許す限り分かりやすくお話したい。