【JIF2024】オルセン聖子、高橋優子、泉 園子「地域型通訳・翻訳団体の可能性~課題と展望」

オルセン聖子

日英通訳翻訳者。東京の外資系建築設計会社で施設管理コーディネーターや社内通訳翻訳を経て、地元沖縄へUターン移住。

沖縄移住後は、県内の建築設計会社で主に米軍工事関係の会議通訳を担当。現在は外資系企業で社内通翻訳を務めながら、3児の子育てと仕事の両立に奮闘中。数年前に立ち上げたグループ「Okinawa Translators & Interpreters」で、沖縄在住の通訳翻訳者の輪を広げるため活動している。

世界を飛び回る同時通訳者になることが夢。

高橋優子

(一社)新潟県通訳翻訳協会 理事長 通訳者・翻訳者。

大学卒業後、ファッション業界にて企画・営業・広報業務を担当。1990年代某有名フランス人デザイナーの日本におけるアタッシュ・ド・プレスとしての業務を最後にファッション業界卒業。その後新潟に居を移し、英語の仕事に携わり現在に至る。

2018年6月、2名の仕事仲間と「新潟県通訳翻訳協会」設立。翌2019年法人化。新潟県内で活動する通訳者・翻訳者を繋ぎ、新潟県内の企業・行政への協会認知度を高めるともに、通訳者・翻訳者のレベルアップに心を砕き、安定した仕事の受注を維持することにまい進している。

泉 園子

小学校6年生の時からトロント大学を卒業するまでの11年間、カナダに居住。札幌に戻り、道内で開催される国際スキー競技大会で初めてプロの通訳として活動を開始。道庁国際交流課での経験を経て、フリーランス通訳の道へ進む。1998年には北海道通訳者協会(HICOM)を設立し、初代代表として組織を10年間牽引。現在は会長として、クライアントや会員からの問い合わせに対応し、労働条件や業界の情報提供を行っている。会議通訳者としては、ASD/発達障害、環境、農業、建築、工場等の監査といった分野に加え、貧困、パワハラ、LGBTQなどの社会問題や司法通訳など多岐にわたるテーマに対応。昨年、札幌高等裁判所主催の北日本エリアの通訳人を対象とするハイブリッド型「法廷通訳セミナー」の講師を務める。

地域型通訳・翻訳団体の可能性~課題と展望

業界の持続的発展、次代を担う後進の育成、情報の共有、学習・訓練機会の創出などを効率的に実現するためには、個ではなく集団の力が欠かせません。本セッションでは北海道、新潟、沖縄で通訳・翻訳の地域団体を運営する代表者を招き、地域特有の利点や課題を共有しつつ、地域に根付いた業界団体の「あるべき姿」を議論します。

国内では仕事や情報が東京に一点集中する傾向が強いなか、各地域の業界団体がとる対策とは?コロナを経て各地域で確認されている変化とは?地域目線で俯瞰することで見えてくる現実もあるはずです。皆さんも一緒に考えてみませんか?

※本セッションは8月8日(木)19:00 JSTから一般公開します。視聴はこちらからどうぞ。

日本通訳フォーラム2024