【JITF2021】丹埜段「通訳者・翻訳者の市場価値」
丹埜段
通訳者・翻訳者。IR通訳会社「アイリス」代表。http://iris-japan.jp
昭和49年(1974年)、イギリス人の父と日本人の母との間に生まれ、日・英の教育を受ける。1998年に慶應義塾大学経済学部卒業後、三菱商事、モルガン・スタンレー証券でのサラリーマン生活を経て、2008年に通訳者に転向。野村證券のインハウス通訳者としてIR通訳を始める。2012年、IR通訳に特化した通訳エージェント「アイリス」を起業。2018年、欧州でも通訳エージェント事業を開始。それに伴い、家族でオランダに移住し、現在はアムステルダムに妻と子供3人と居住中。2021年、日本に帰国予定。
通訳者・翻訳者の市場価値
通訳・翻訳が「上手である」ことと「市場価値がある」こととは、多分にオーバーラップするものの、別の概念です。本講演では、訳者としていかにして価値を高め、それを業界内外の「市場」に向けどのように発信していくか、について考えていきます。また、「いい通訳、顧客志向の通訳 → 指名が入る → レートアップ、自信がつく、効率のいい予習、専門性が磨かれる → ブランディング確立」という、市場価値を高めるための好循環(およびその逆の悪循環)を見ていきます。
内容的には、市場価値を高めるためのちょっとしたコツやTips、という感じではなく、どちらかというと哲学的というか、訳者としての考え方やあるべき姿を考察する内容です。
尚、本講演と関係するので、よろしければ事前に以下のブログ記事を読んでおいて頂けるとありがたいです。
通訳のトレーニングについて、思うことすべて
https://irisjapan.exblog.jp/27120652/
通訳者は「予習の呪縛」から逃れ、好循環に乗ろう
https://irisjapan.exblog.jp/27760284/
通訳のプライシングについて、通訳者として + エージェントとして10年間考えてきたことhttps://irisjapan.exblog.jp/28436734/