【JITF2021】神野裕史「国際機関の英日翻訳 入門編 ~国際通貨基金を事例に~」
神野裕史
英日翻訳者。2015年に米国カリフォルニア州のミドルベリー国際大学院で通訳翻訳修士号を取得後、社内通翻訳者の仕事を日米で1社ずつ経験。2017年8月に再渡米し、2021年8月末までの任期でワシントンDCにある国際通貨基金(IMF)で翻訳官を務めている。
国際機関の英日翻訳 入門編 ~国際通貨基金を事例に~
通訳者・翻訳者にとって「国際機関」という言葉から思い浮かぶのは、国連本部会議場の同時通訳ブースに見える通訳者の姿でしょうか。国連公用語は英語、フランス語、スペイン語、中国語、ロシア語、アラビア語だという点もよく知られている事実かと思います。ただし、国際機関の通訳・翻訳ニーズには機関によって多少の幅が見られ、日本語の翻訳者が働く機関もごくごく少数ですが存在します。
話者の神野は2017年からの4年間、IMFの言語サービス課で日本語翻訳者として勤務してきました。世界中から集まった職員と多言語の翻訳者が働く環境に日本語担当として参加する中で得た経験についてお話しし、国際機関、ひいては国際協力分野での英日翻訳について一例をご紹介できればと思います。
参考動画:「~より強靭な世界経済を築くために~国際通貨基金(IMF)が取り組んでいること」
*The views expressed herein are those of the author and should not be attributed to the IMF, its Executive Board, or its management.