【JITF2021】ナオミ・ボウマン「RSIの音声設定:理想的な作業環境の作り方」
ナオミ・ボウマン
2022年に設立50周年を祝う米国の会議通訳サービス会社、DS-Interpretation社のCEO。1990年代初頭から遠隔通訳に関わっており、RSI分野ではその草創期に一部特許も取得している。遠隔同時通訳や新しいテクノロジーが通訳・翻訳業界に及ぼす影響について豊富な知識を有することから、近年はAIICや各地域の会議通訳組織向けに、新しいテクノロジーとの付き合い方について積極的に講演を行っている。
世界各地の言語技術系スタートアップ企業と連携し、通訳の技術基準と労働環境の向上に努めている。ISO-TC37WGおよびASTM F43委員。RSIに関して数多くの記事を執筆し、コロナ感染拡大後は会議通訳者の遠隔通訳へのシフトを支援するために「コーヒーチャット」を主催。スイスを拠点とする通訳教育団体であるTechForwardのJosh Goldsmithと協力してThe Interpreters Guide to Audio & Videoを発表。現在はブリュッセル在住。
RSIの音声設定:理想的な作業環境の作り方
最近ではハイブリッド案件(オンサイトと遠隔)の増加、またはオンサイト通訳への回帰傾向があるようですが、遠隔同時通訳(RSI)は今後もなんらかの形で残ることは間違いありません。
低品質なオンライン音声環境の中で仕事を強いられる通訳者は、どのようにして自宅に最適な労働環境を整備するのでしょうか?どうやって耳を保護するのでしょうか?講演者はオンラインの音声環境に関する現実、環境設定の聴力保護のガイドライン、お手頃に購入できる推奨設備とソフトウェア、そしてよりよい環境を実現するためにクライアントや通訳会社と協力できる方法について紹介します。
会議通訳者が安全かつ効果的に自宅から通訳できるように、具体的かつ実践的な情報を提供します。ぜひご参加ください。