【JITF2022】佐々木れな「ロシア・ウクライナ戦争が日本とリベラルな国際秩序に与える影響」

佐々木れな

ジョージタウン大学外交政策学修士課程在学。外資系戦略コンサルティングファームに5年在籍し、主に防衛・安全保障のプロジェクトに従事。2021年8月よりジョージタウン大学に留学。米シンクタンクのパシフィック・フォーラムの日米次世代リーダーイニシアティブのメンバー。平和安全保障研究所(RIPS)の第7期日米パートナーシップ・プログラム第7期生。オンラインメディアSAKISIRUにて、『国際問題:リアルとセオリーの結節点』を連載中。

ロシア・ウクライナ戦争が日本とリベラルな国際秩序に与える影響

2022年2月、ロシアはウクライナを“主権がない国家”と一方的に断じ、主権国家の領土を軍事力を背後に一方的に侵攻した。この侵攻は、国家間関係の基礎となってきたルールに基づく国際秩序への挑戦であり、世界に大きな衝撃を与えた。未だに戦争終結の目処は立っておらず、予断を許さない状況が続く中、世界的に物価が高騰し、経済は大きく混乱し、食糧危機のリスクも高まっている。そのような状況の中、欧米諸国ではどこまでウクライナを支援するのか、決意が揺らいでいるという指摘も一部見られる。

本講演では、ロシア・ウクライナ戦争の侵攻から現在までの経緯を振り返り、西側諸国によるウクライナ支援の全体像を解説する。またロシア・ウクライナ戦争が、世界の政治・安全保障情勢に与えている影響を分析しつつ、今後の展開を見通す。

日本通訳翻訳フォーラム2022