【第15回】通訳者・翻訳者の子育て「国産通訳者の英語育児(後編)」

(執筆:通訳者 中井 智恵美)

アメリカの学校は全学年一斉に終業となり、ほとんどの生徒は保護者が迎えに来るので、下校時間は毎日が授業参観のようにとても賑やかです。どんな顔をして出てくるか、ハラハラドキドキで待っていると、担任の先生を先頭に一列に並んだ子ども達が校舎から出てきました。
我が子の姿を探し、その顔を一目見た瞬間、とにかくホッとしました。何も聞かなくても「楽しかったんだな」とわかる、屈託のない笑顔と踊るような足取りでした。
「どうだった? 先生やお友達の言うこと分かった?」と尋ねると
「わかった、わかった。あ、先生の字が(汚くて)わからなかった」
などと言うので、笑ってしまいました。

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