【第27回】通訳者・翻訳者の子育て「バイリンガル子育てプラス2言語(後編) /スペイン語通訳者 相川知子さん」
(スペイン語通訳者 相川知子)
ブエノスアイレス市立第一学校の中高部は5年制で、英語は週8時限ありました、さらに中学3年生から第二外国語として、フランス語が週4時限ありました。フランス語はスペイン語と同じヨーロッパ語族で似ているからか、子どもたちにとっては比較的簡単に覚えられる言語だったようです。
一方で、英語は難しいと感じているようだったので、生きた英語学習のため、アルゼンチンに留学に来たアメリカ人でESL資格を持っている学生に家庭教師を依頼したこともあります。ただ、子どもに教えることができる先生にはなかなか巡り合えず、また留学生はすぐ帰国してしまうこともあり、長くは続きませんでした。また、アルゼンチン人の英語の先生にも巡り合えませんでした。