【第6回】通訳者・翻訳者の子育て「バイリンガル子育ての道は険しい! 我が家のヘタレ例と他家の成功例」
(執筆:通訳者・坂井裕美)
いきなり情けないタイトルで申し訳ありません。私は現在英国在住通算18年目の英日通訳者です。英国人との夫との間に17歳(男)、14歳(女)、12歳(女)の3人の子どもがおります。しかし、この記事のタイトルからもわかるように、私はバイリンガルの子どもに育てるための努力はそれほどしておりません。その理由はほかの国際結婚の父兄の頑張りを見ていてあまりにも大変そうだったので、「自分には無理」と決めたからです。従って我が家の子どもたちはバイリンガルではありません。彼らの第一言語である英語を10とした場合の日本語会話のレベルは上から順に7、6、3程度です。やはり、生まれてから8歳になるまで日本に住んでいた息子が有利なようです。