【東京都】大妻多摩高等学校(2024)
11月28日(金)に、日本会議通訳者協会より2名が東京都多摩市の大妻多摩高等学校を訪問し、高校1年生を対象に通訳講座を行いました。今回は同日中に内容を前半と後半に分けて講座を実施しました。
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大妻多摩高等学校 通訳講座 - 通訳という職業と通訳スキルのグループワーク
■前半(50分間)
JACIや講師の紹介をした後に通訳のお仕事について説明しました。各講師がどのようにして通訳になったのか、またどのように仕事をもらうのか等、リアルな話に生徒の皆さんも通訳という職業の面白さを感じてくれたようでした。
その後、教室内で通訳のデモを行い、逐次通訳と同時通訳を生徒さんに体験してもらいました。講師が逐次通訳を実施すると、初めて通訳を目の前で見る生徒も多数いらっしゃり、感嘆の声が上がりました。同時通訳は、Zoom同時通訳機能を使って各人の端末からイヤフォンで聞く体験をしてもらいました。
■後半(50分間)
40名程度の生徒さんを2つのグループに分け、ノートテーキングとシャドーイングの授業を行いました。それぞれのスキル習得のコツや、前半で実施した逐次通訳時に使ったメモを使ってノートテーキングのプロセスを学びました。その後2グループが集合し、残った時間で予め寄せられていた質問に講師が答えていきました。「どうやって緊張を克服しているか」「年収を聞きたいです」といった素朴な疑問から、「AIが発達する中通訳の未来をどう考えるか」という今業界でも熱い質問に、時間の許す限り回答しました。
■生徒さんの感想
終了後のアンケートからは、英語力向上や学習効率の改善に対する意識が高まったと感じくれたようです。以下アンケートからの一部抜粋です。
・先日は貴重なご講演をありがとうございました。お二人の通訳になった過程が興味深かったです。英語の勉強へのモチベーションが高まりました。(高校1年生)
・とても興味深い講座でした。英語のモチベーションが上がったので、ノートテイキングとシャドーイングをやってみようと思います。本当にありがとうございました!!(高校1年生)
■担当講師の感想(齋藤亜生子さん)
事前に寄せられた多くの質問から、生徒さんの興味関心を感じ、当日を楽しみにしていました。これからどんなものにもなれる可能性を秘める若い世代に関われる貴重な機会を与えてくれたアウトリーチの時間は、講師を務めた自分にとっても得難いものでした。
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日本会議通訳者協会では、今後も教育機関でのアウトリーチ活動を広げていきます。皆さんのお住いの地域での開催もぜひご相談ください。また講師を担当してくださる会員の皆さんも募集中です。
アウトリーチプログラムのパンフレットはこちら
JACIアウトリーチ事務局 outreach@japan-interpreters.org
事務局メンバー:松岡由季(理事)神田雅晴(理事)菱田奈津紀 齋藤亜生子 菊池葉子