イベント・ニュース, Page 15

【第9回】通訳・翻訳学習記 東京外国語大学編「二年次秋学期期末試験、いよいよ卒業目前!」

 皆さん、こんにちは。日本会議通訳者協会理事の佐々木です。  少しずつ暖かくなり、梅や桜がちらほら咲き始めましたね。春はもうすぐそこですね。  今回は、二年次秋学期期末試験、オンライン形式の同時通訳実習、そして修士論文・修士研究発表会についてお話します。 二年次秋学期期末試験  秋学期期末試験は「同時通訳ワークショップ(日本語→英語)」と「英語同時通訳演習(英日)」で実施...

保護中: 【第11回】翻訳家ありのまま「想像を絶する残業地獄」

翻訳部創設1年目が終わろうとするころ、翻訳部に大型の和英翻訳の仕事が入ってきた。 社長は大喜びだったが、超特急で仕上げてほしいという依頼だったから私にかかる負担は甚大だった。というのも東外大卒の女性は1年で辞めさせられることが決まっていたし、「週1回出勤、週4回自宅勤務」の東大大学院出身の女性に和英翻訳を依頼するのは効率が悪かったため(というのもネイティブチェックを受ける場合、出社していた...

(日英)真夏の逐次通訳ワークショップ2022

【本イベントはコロナ感染拡大の影響を鑑み、中止になりました】 JACI名物、真夏のワークショップが帰ってきます!それも北海道から沖縄まで、初の全国ツアーです! 協会所属の経験豊富な会員が講師となり、逐次通訳の技術について実践的な講義と演習を行います。本イベントは完全な対面方式で実施され、撮影もないためアーカイブ動画も残りません。仲間と一緒に技を磨き、食事を共にしてつながりを深めること...

【7/24】第2回 投資家目線の企業分析~総合商社セクター【遠隔】

金融翻訳のスペシャリスト・中山桂さんの企業分析講座がついにシリーズ化!対象企業の事業構造や特徴を学び、「投資家は何を見ているか」を知ることでIR通訳者としてのレベルアップを図りましょう。 チケット購入はこちらから ------------------------- 昨年、世界一の投資家と誉れ高いウォーレン・バフェットが日本の総合商社5銘柄を購入し話題となりました。そこで今回は、...

【第8回】通訳・翻訳学習記-ミドルベリー国際大学院「現場での力が試される、MIISの2学年目」

皆さん、こんにちは!丹羽つくもです。昨年から数回にかけて、母校ミドルベリー国際大学院(MIIS)についての連載をニック・コンチーさんと執筆しています。前回はついに2年生となった私たちの1学期目の様子を、ニックさんがまとめてくださいました。今回は、その続きということで、日英・英日の通訳・翻訳クラスだけではなく、他にもどんなキャンパスライフを送っているのかについてお話させていただきます! プラ...

保護中: 【第10回】翻訳家ありのまま「翻訳部創設1年で8人中4人がいなくなった」

個人的な恨みはまったくないので、悪くは言いたくはないのだが、中央大出身の営業担当の男性はつねにきな臭い噂が流れていた。男が身を持ち崩す3悪は酒とギャンブルと女だと言われるが、それを地でいくタイプかと思わせる噂だった。 翻訳部が創設されて半年過ぎた頃、突然、彼が出社しなくなった。彼の仕事は翻訳の仕事を取ってくるのがメインのはずだが、日々どのような仕事をしていたかは不明だった。というのも社長が...

【第18回】柴原早苗の通訳ライフハックス!「ホテル活用術」

この2年間、会議通訳もセミナーも授業もオンラインが主流となり、「交通機関を使って移動をして、現地に宿泊する」という機会がめっきり減りました。確かに、「自宅にいながらにして通訳や指導をできる」のは便利です。合間に家事をしたり宅配便を受け取ったりできますし、ラッシュの電車にもまれることもありません。でも、出張や旅というのは、現実から離れることができます。普段見慣れない光景を目にするだけでも新鮮な気持...

最終回【第10回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「北海道のおすすめスポット」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。この連載では通訳案内士の仕事について、主に北海道での実情を中心に様々な角度からお伝えしてきました。最終回となる10回目の今回は仕事の話を離れ、北海道の通訳案内士おすすめの「北海道の自然を楽しめるスポット」を季節ごとにご紹介します。 梅と桜の春 4月に入って新年度が始まり、満開の桜の映像や写真がテレビやインターネットにあふれ...

【第1回】ロンドン・メトロポリタン大学会議通訳修士コース編「コロナ禍に入学!」

「今、世界で起きていること、通訳者の役割をしっかり見ておくように。世界中の人達への情報の架け橋となること、それが私たち通訳者の使命です。」 2022年2月末、ロシアのウクライナ侵攻が開始された直後の授業で、最初に言われた言葉です。第二次世界大戦を前後して、国連やNATO、後のEUとなる国際機関が次々と設立されました。その大きな目的の一つが、国際平和です。同時通訳が世界で初めて公式に使用され...

【4/24】投資家目線の企業分析~ポーラ・ オルビスホールディングス【遠隔】

金融翻訳のスペシャリスト・中山桂さんの企業分析講座がついにシリーズ化!対象企業の事業構造や特徴を学び、「投資家は何を見ているか」を知ることでIR通訳者としてのレベルアップを図りましょう。 チケット購入はこちらから ------------------------- コロナ禍で大きく業績が落ち込んだ景気敏感株ですが、 各国で経済活動が再開されつつあり再び注目が高まっています。 そ...

保護中: 【第9回】翻訳家ありのまま「社長の大言壮語を封印してやった 」

ミシガン大学大学院出身の男性が「自宅待機」になり出社しなくなってからというもの、社長はことあるごとに彼を引き合いに出しては我々を鼓舞するようになった。 「あんな人なんか居なくなって十分やっていけるってとこ見せつけてやろうじゃないか。なあ、君たち、頑張れよ!」 英日翻訳のチェックは京大卒社長が行なっていたのだが、その頃からその厳しさが増した。誤訳が見つかろうものならこっぴどく叱られるよ...

【第7回】通訳・翻訳学習記-ミドルベリー国際大学院「MIISの2学年目:授業内容と環境が変わっていく!」

皆さん、こんにちは!ニック・コンチーです。今年の2月にJACI主催のパネルディスカッションに参加させていただきました。様々な大学院の通訳プログラムについて興味深いお話ができてとても楽しい時間を過ごすことができました。JACIの関根様にお声がけいただきましたこと、そしてご覧いただいた皆様に大変感謝しております。 早速ですが、今回はMIISの2学年目の授業内容について書いていきたいと思います。...

【第9回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「通訳者と通訳案内士」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。前回までは通訳案内士の仕事について、北海道での現状を交えながらお伝えしてきました。今回は通訳者と通訳案内士の仕事の違いについてお話しします。 通訳者の仕事、通訳案内士の仕事 通訳者と通訳案内士、どちらも高い語学力と幅広い一般常識、さらに特定の分野の専門知識が必要とされる職業です。ですが、その仕事内容や違いについては世間では...

【第2回】社内通訳者のお仕事「メキシコ野良通訳あれこれ」

なぜ社内通訳になったのか?理由は簡単。そうでないと通訳の仕事がなかったから! 私は大学で通訳の勉強をした訳でも、文系の学部だった訳でもありません。現在は日西・西日社内通訳としてメキシコで暮らしていますが、そもそもスペイン語を学ぶきっかけは、36歳の時離婚し、家事の分浮いた時間に何かやろうと思ったこと。東京でコンピュータプログラミングの個人事業の傍ら、ほぼ趣味で語学学校に通っていたのでした。...

保護中: 【第9回】あの通訳研究って、実際どうなの?「IDRCとは何か―Daniel Gileの理論から」

【会員限定コンテンツ】 早いもので、2022年もあっという間に2ヶ月が過ぎてしまいました。年末から懸念されていたオミクロン株感染が急拡大しており、結局行動制限が掛かったままの日々が続いています。加えて、2月末にはロシアによるウクライナ侵攻が勃発し、不安定な世界情勢が続いています。 その渦中にあるウクライナのゼレンスキー大統領のスピーチは世界中で報道されましたが、ドイツのテレビの通訳者...

保護中: 【第8回】翻訳家ありのまま「京大卒社長の英語の“真の実力”」

京大卒社長は学歴の話が大好きで、飲み会になると必ずといっていいほど学歴の話をするのだった。翻訳部設立当時の翻訳スタッフの学歴は京大、東大大学院修了、ミシガン大学大学院修了、東外大卒、慶大卒、青学卒(私)だったが、飲み会で話題になるのは決まって前者5大学であり、私の母校・青山学院は蚊帳の外だった。 そんな社長、誰も聞いてもいないのに、いきなりこんなことを言って学歴話をし始めるのだった。 ...

【3/26】通翻訳者のための税金講座#1インボイス制度

税理士の先生に聞くシリーズ第1弾!今回はインボイス制度を取り上げます。 2023年10月1日から始まる、消費税の仕入税額控除を正確に算出する方式「インボイス制度」正しく理解されていますか?消費税の負担が増える!?」といった話もある中で、まずは正確な情報を知って適切な対策法を準備することが重要です。 そこで本セミナーでは、「インボイス制度とはどのような制度で、個人事業主の通訳者...

保護中: 【第35回】放送通訳の世界「めざせ省エネ」

【会員限定コンテンツ】 放送通訳現場では毎回さまざまなニュースがお目見えします。会議通訳のように「事前資料配布・予習」をしづらいのが特徴。ゆえに日ごろから自力でニュースに触れ、日常生活でも好奇心のアンテナを立てた状態で過ごします。すべてが自分にとっての学びとなり、ひいては現場で生かされるのです。 ただ、こうして意識を高く持ち続けたとて、本番で難儀するのもこの仕事ならでは。...

ロシアによるウクライナ侵攻に対する抗議声明

各種報道によると、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が行われ、民間人に死傷者が発生するなど予断を許さない状況が続いています。 私たち通訳者は、異なる文化や言語をつなぐ黒子であり、架け橋です。いつもは黒子の私たちですが、一市民として声をあげるべきだと決意し、この声明を発表します。 伝えたいことはただ一つ。 私たちは、戦争に反対します。 令和4年3月1日 一般社...

【第8回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「北海道のツアーあるある」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。前回は冬の北海道でよく起こる交通トラブルについてお話しました。今回もまた、北海道での通訳案内業務中に起こりがちな問題についてお伝えします。 北海道はでっかいどう 北海道の広さについて、色々なところで話題になっているのをよく見かけます。北海道本島のみで日本の国土面積の約2割を占めるのですから、他の都府県に比べて北海道の面積が...

保護中: 【第7回】翻訳家ありのまま「みんなが『自分が1番』と思っている職場」

学歴至上主義の京大卒社長にとって唯一、頭が上がらなかったのがミシガン大学大学院出身の男性だった。なにしろ彼は“世界の頂点”ともいえるマサチューセッツ工科大学卒、かつミシガン大学大学院修了である。京大卒といえどもこの華麗なる学歴の前にはひれ伏すしかなかったのか、神様みたいな扱いをしていた。 ところがミシガン大学大学院出身の男性の“真の実力”が露呈し、「自宅待機」にさせて以来、社長はこんなこと...

「国際会議デビュー!体験記~満元証」

国際会議の同時通訳デビューという、有難くも緊張感たっぷりだった機会を頂いたので、私からこのお仕事を受けるに至った経緯や学んだことをささやかながらお伝えしたいと思います。改めて、このような貴重な機会を下さった関根さん、サポートとして助けてくださった通訳者の熊野里砂さん、そして共にデビュー戦を駆け抜けてくれた上妻さん、ありがとうございました。 今回私がご紹介頂いた案件は、グローバルグリーンズが...

「国際会議デビュー!体験記~上妻つぐみ」

「コロナ世代」の通訳者見習いが国際会議デビューするまで 時は12月30日、2021年も残すところあとわずか。私の通訳の師匠と慕っている関根マイクさんから「2/5 グローバルグリーンズ世界大会(遠隔)」という件名のメールが届きました。「こんなのきてるけど、興味ある?」という同時通訳案件の打診でした。 会議内容を確認すると、何と学生時代にボランティア通訳で撃沈した会議のトピック。もちろん...

【4/9】森田系太郎「基礎から学ぶ逐次通訳(日英)」【遠隔】

一般社団法人 日本会議通訳者協会が『通訳翻訳ジャーナル』でお馴染みのイカロス出版株式会社と組んで共同編集した『通訳の仕事 始め方・続け方』の発売を記念して、11月から6か月連続でイベントを開催します!第6弾は本書のPart 2を共同執筆した森田系太郎さんです。通訳はついつい同時通訳の華やかさに目を奪われがちですが、同時通訳の神様と呼ばれた國広正雄・西山千・金山宣夫氏らも通訳は「逐次から入って逐次...

【3/5】白倉淳一「逐次通訳(日英)ワークショップ」【遠隔】

一般社団法人 日本会議通訳者協会が『通訳翻訳ジャーナル』でお馴染みのイカロス出版株式会社と組んで共同編集した『通訳の仕事 始め方・続け方』の発売を記念して、11月から6か月連続でイベントを開催します!第5弾は本書の通訳者インタビューに登場する当協会副会長の白倉淳一さんです。通訳者を志望する方・通訳の学習をしている方向けのオンラインワ ークショップ。通訳現場での経験と通訳学校で教えた気づきから、初...

【第8回】通訳・翻訳学習記 東京外国語大学編「二年次秋学期と年末年始」

 皆さん、明けましておめでとうございます。日本会議通訳者協会理事の佐々木です。  2022年になりましたね。皆さんは年末年始いかがお過ごしでしたか。私は先日無事修士論文を執筆し終え、最終審査を受け終わり、後は結果を待つのみとなりました。  第8回は前回お伝えした通り、二年次秋学期と年末年始のお話をしようと思います。 二年次秋学期  秋学期も春学期に引き続き、修士論文ゼミ、...

【第1回】社内通訳者のお仕事

一口に社内通訳といっても現場によって環境は様々だと思います。今回は現在勤めております飲料メーカーIT部門での社内通訳経験について、皆さんにお話しできればと思います。参考にしていただければ幸いです。 【基本情報】 外資系飲料メーカーIT部門の社内通訳 チームの通訳者3名 コーディネーター1名 完全在宅オンライン対応 契約形態: 派遣社員 ...

保護中: 【第6回】翻訳家ありのまま「かくして大型契約が消えてなくなった」

ミシガン大学大学院出身の男性は自信過剰なところがあり、他人を小ばかにする癖があった。それを最初に感じたのは、入社して間もないころ、社長を除いた翻訳スタッフ5名で開いたミーティングのときだった。 彼はまだ我々と一緒に仕事をしたことがなかったのだから、我々がどれくらいの実力の持ち主なのか知らなかったはずである。なのに彼はみんなの前で私のことを評してこう宣ったのだ。 「宮崎は男なんだから本...

保護中: 【第34回】放送通訳の世界「どこまで溜める?」

【会員限定コンテンツ】 通訳者に必要なのは「語学力・知識力・体力」。私はこれを合言葉にしており、ジム通いも大事な業務の一環(?)です。中でもお気に入りはバーベルを使い、音楽に合わせて体を動かすスタジオレッスン。わずか30分でもたっぷり筋トレになります。 レッスンでよくインストラクターさんが使う「溜める」という言葉。たとえばスクワットの場合、しゃがんだ状態で数秒間「溜めて」か...

【第7回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「北海道の冬のトラブル」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。本連載では、通訳案内士の仕事に関して、研修講師や通訳案内業務の内容についてこれまでお伝えしてきました。第7回の今回は少し趣向を変え、これまでの業務で直面した交通トラブルについてお話します。 大雪と交通 「北海道といえば、雪」―北海道を訪れる外国人旅行客、特にアジアからの観光客が最も期待するものが雪です。冬は北海道では観光の...