イベント・ニュース, Page 9

保護中: 【第7回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方『エンパイア・オブ・ライト』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2022年は映画館で190本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第7回の作品は『アメリカン・ビューティー』や『1917 命をかけ...

【第14回】通訳なんでも質問箱「フリーランスへの転向タイミング」

「通訳なんでも質問箱」は、日本会議通訳者協会に届いた質問に対して、認定会員の岩瀬和美と山本みどり(プラスたまに特別ゲスト)が不定期で、回答内容を事前共有せずに答えるという企画です。通訳関係の質問/お悩みがある方はぜひこちらからメールを。匿名で構いません。 Q.アザラシと申します。現在企業で正社員として社内通訳をしております。一方、いつ頃フリーランスへ転向すべきか悩んでおります。社内通訳者か...

【第2回】通訳留学奮闘記~梨花女子大学校通訳翻訳大学院編~「ピカピカの1年生、新学期スタート」

34歳でハングル文字から韓国語学習をスタートさせ40歳を目前に韓国の通訳翻訳大学院に入学した私が、「通訳のための海外留学」のリアルな実態をお届けします。 今回は、3月2日からスタートした新学期についてのレポートです。 韓国の新学期は「受講申請」という関門から始まる 日本の大学の「履修登録」にあたるものを、韓国では「受講申請」と呼びます。文字どおり受講したい授業を自ら選択して申請...

【5/20】佐々木勇介「明日から使えるIT業界の基礎知識」

デジタルトランスフォーメーション(DX)やリモートワークなど情報技術(IT)に関する話題が沢山ある昨今、IT業界でも通訳を求められることが日々あります。そこで、これからIT業界で通訳業務をされようとしている方やされ始めたばかりの方を中心に、IT業界の上流から下流について、各工程の概要とITの通訳現場でよく使われている表現などを解説します。 「IT業界はカタカナが多くて不安だ」「技術的な話を...

【JIF2023】古賀朋子、鎌田恵美里、三宅裕佳里「フリーランス通訳者のチャネル開拓~隣の通訳者はどこから仕事を得ているの?」

古賀朋子 フリーランス通訳者。千葉県出身。英会話学校で主任講師などを務めた後、2002年に渡米。モントレー国際大学院(現ミドルベリー国際大学院)にて会議通訳修士号を取得。ホンダのアラバマ工場で社内通翻訳者として勤務。2010年に帰国後、製薬会社、損害保険会社、MLM企業の社内通翻訳者を経て、2020年1月よりフリーランス通訳者に。主な専門分野は自動車、製薬。市場調査、マーケティング...

【JIF2023】五戸美樹「声が良くなる話し方〜通訳の声をもっと素敵に〜」

五戸美樹(ごのへ・みき) フリーアナウンサー・トーク講師。 お茶の水女子大学文教育学部卒業。2009年、(株)ニッポン放送にアナウンサーとして入社。『三宅裕司のサンデーハッピーパラダイス』『古坂大魔王 ツギコレ』などを担当。2015年12月以降、フリーアナウンサーとして活動。文化放送『走れ!歌謡曲』、TOKYO MX『エクストリームBeauty』、J-WAVE『GROOVE ...

保護中: 【第19回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

コップのなかの嵐-中研の内なる“文革” 文革が始まって、中国から来日する代表団も少なくなり、デモからひと月たった四月から中研で中国語の教師をすることになった。 中研は、戦後間もない1946年に設立された中国研究所(平野義太郎初代所長)によって1966年に開校された。奇しくも中国の文化大革命が始まった年と重なる。いわば今後の日中関係の発展にともない、必要とされる中国語人材を養成するため...

【第12回】手話通訳士への道「 中間まとめ 」

連載が始まり何とか1年を迎えることができました。過去の原稿を読み返し、乱暴だな。誤字脱字など目に付くな。と反省しつつ原稿書きしていた時の様子を思い起こしたり良い時間を過ごしました。今回は、連載を振り返り、中間のまとめをしておきたいと思います。 未熟な通訳  ここでは、私の通訳レベルの前期を紹介します。「オギャー」と生まれた大方の赤ちゃんは、1年経つと、立ち上がり、歩くようにな...

【第2回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「”So steeped in history.”」

訳語についてあれこれ考えるという行為。これは何も通訳ブースの中だけとは限りません。私の場合、日常生活で見聞きする英語すべてが「通訳対象」となっています。あれこれ訳語を即座に考えること。そうした瞬発力を自分に課すのはスリリングでもあるのです。 ただ、放送通訳の場合、対象はニュースです。よって、いつもそうした「ゲーム感覚」で対処できるわけでもありません。ニュースの大半は事故や事件、人々の苦しみ...

保護中: 【第35回】翻訳家ありのまま「裁判所で決めた和解条項まで破るのかよ!」

自分の訳者名を表紙から外されて出された怒りは忘れ去ろうとしても忘れられるものではない。なにせこれは立派な犯罪なのだ。泣き寝入りしていていいという類いのものではないのだ。しかも話し合いがこじれにこじれたため、わざわざ裁判まで起こしたのだから、ちゃんと表紙を直してくれたか確認させてもらうぞ! (よし、秘書代行サービスに頼んでF舎のホームページから本を一冊注文してもらおう。そうすれば表紙を直した...

【JIF2023】須貝貴美「まだ実現していない夢を叶える、セルフコーチングのススメ」

須貝貴美(すがい たかみ) 米国NLP&コーチング研究所認定NLPプロフェッショナルコーチ、アナザーヒストリープロコーチ養成スクール修了、一般財団法人日本教育推進財団認定コミュニケーション認定トレーナー。 新人研修、営業研修、リーダー研修、チームビルディング、プロジェクトマネジメント、コールセンター教育、組織設計、メンター制度設計等に実績あり。 NLPの前提「失...

【JIF2023】藤村由紀子「自分の声をお金に換える?通訳者のための宅録入門」

藤村由紀子(ふじむら ゆきこ) バイリンガルアナウンサー。Voiceover Japan代表。早稲田大学政治経済学部卒業後、宮城テレビ放送アナウンサーに。局アナ時代はニュースや情報番組を担当。退社後は渡米し、ハリウッドスターへのインタビューのインターンを経験して帰国。その後NHK仙台のキャスターを経てバイリンガル司会者に。G7や世界経済フォーラムJapan Night、国連防災世界...

【JIF2023】ベリャコワ・エレーナ「日本におけるロシア語通訳者の状況」

ベリャコワ・エレーナ(小泉エレーナ) ロシア語会議通訳者・翻訳者。モスクワ大学附属アジア・アフリカ諸国大学(IAAS)日本文学研究科修士課程修了。住友商事、東京大学での勤務を経て、医学、環境をはじめ幅広い分野における国際会議、商談、査察等の通訳に従事。合同会社U&L代表社員。通訳案内士資格保持(ロシア語・英語)。ロシア語通訳協会会員。立教大学異文化コミュニケーション研究科博士課程後...

保護中: 【第12回】チャーリーの金融英語「生成AI(Generative AI)」(1/3)

【会員限定コンテンツ】 新興企業オープンAI(OpenAI)が「チャットGPT」(ChatGPT)を発表したのが昨年11月30日。以来わずか4カ月しかたっていないのだが、今や各種新聞、雑誌等のメディアにこの言葉を見ない日がないほど。 「チャットGPT」とは「オープンAIによって開発され、提供されている生成(generative)人工知能(AI)モデル」のことで、事前学習に基づいて入力...

保護中: 【第7回】日米同盟:防衛協定からグローバルパートナーシップへの道のり「ブッシュ政権時代の日米同盟:黄金期から脅威認識の齟齬へ」

【会員限定コンテンツ】 本連載は、戦後の対日講和から1990年代まで10年間ごとに整理し、2000年以降は各米大統領の政権ごとに日米同盟がどのように変化したか、そして、今後インド太平洋地域が地政学的に最も重要な地域となる中で、日米同盟が地域の平和と安定に貢献するための課題や日本を取り巻く多国間関係を紹介する。 第6回となる今回からは、2000年代以降の米国の各政権の日米同盟・日米関係...

保護中: 【第18回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

結婚 一人暮らしも夜間にゴキブリ包囲網に悩まされるなど、期待したほど楽ではなかった。侘しさがもたらす人恋しさもあって、1961年10月、わたしは本屋の上司であるかれと結婚した。当時はまだ共稼ぎは珍しく、かれは新しい中国に目覚め中国語を志したものの、「男子たるもの女房一人も食わせられないのはみっともない」と考えていたのかどうか、わたしはかれの勧めで結婚するふた月ほど前に書店を辞めた。 ...

【第1回】今日も苦し紛れ!放送通訳のブースから「”There’s always a little bit of a sour note in every chord.”」

今から遥か昔、学生時代の私はジャーナリストの千葉敦子さんの本を読んで大いに感化され、「報道の仕事をしたい!」と思っていました。ただ、人生、そう計画通りには進まないもの。私自身、紆余曲折を経て放送通訳の世界に入ったのでした。 で、この放送通訳、私にとっては実にエキサイティング。何しろ最大の予習法は「新聞・ニュースをチェックすること」のみ。会議通訳であれば事前に資料を頂き、単語リストを作って臨...

【第22回】柴原早苗の通訳ライフハックス!「海外ニュース、斜め上の楽しみ方」

あっという間に新年度となりましたね。ということは、2023年の残りは4分の3!ちなみに「年度」は英語でfiscal yearですが、私は通訳者デビュー当時、「年」と「年度」を混同していました。他にも「4分の3」(three quarters)などの分数が同時通訳現場で出てくると今でも緊張します。この仕事はとにかく勉強が永遠に続くのだとしみじみ思います。 さて、今回のライフハックスでは、日ご...

保護中: 【第6回】この台詞に注目!映像翻訳の楽しみ方『イニシェリン島の精霊』

【会員限定コンテンツ】 映像翻訳者の松本陽子です。配信作品を中心に字幕翻訳と吹替翻訳を手がけています。映画を見るのが大好きで、2022年は映画館で190本ほど鑑賞しました。動画配信サービスでも多くの作品を見るなかで、すばらしい訳に出会い、「この見事な技術を身につけたい」と思ってきました。そんな日本語訳を、ご紹介します。 第6回の作品は『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督...

保護中: 【第2回】安全保障と防衛の日英通訳「空の防衛 ―対領空侵犯とミサイル防衛」

【会員限定コンテンツ】 本連載は、日本の安全保障政策や防衛体制をまとめながら、防衛関連の日英通訳をする上で知るべき用語などを紹介していきます。気球の領空侵犯、弾道ミサイルの発射など、空の安全保障にかかわるニュースが相次いでいます。今回は、領空侵犯やミサイルへの対応など、空の防衛に関する理解を深めながら、耳にすることの多い主要な防衛装備について触れていきます。 領空侵犯への対応 ...

【JIF2023】平山敦子「平山敦子のガジェット天国 THE TERPS ARE BACK IN TOWN!!! 〜ちょっぴり元に戻った世の中を快適に暮らし働くための最強アイテムたち〜」

平山敦子 英語の会議通訳者。かつて通訳雑誌のオンライン版にて同名の記事(「平山敦子のガジェット天国」)の連載をしていた。日々の仕事や生活を快適にしてくれるような機能性の高いアイテムを探すことに情熱を注いでいる。政治家、経営者、経済学者、建築家、アスリート、スーパーモデルの通訳など活動は多岐にわたり、その舞台も、同通ブースはもちろん、軍艦の操舵室から刑務所、ビッグベンの文字盤の裏側ま...

【JIF2023】中山桂「投資家目線の企業分析『任天堂』」

中山桂(なかやま かつら) フリーランス金融翻訳者。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。メリルリンチ日本証券株式会社にて債券、株式、転換社債、クレジット、オルタナティブの営業として機関投資家を担当。2001年にソニー銀行株式会社に転じ、自己勘定ポートフォリオでクレジット債を中心とした運用業務に従事。2006年よりIR、会計、投資関連を中心に金融翻訳、IRコンサルティングに従事。CF...

保護中: 【第34回】翻訳家ありのまま「表紙、本当に直してくれたんかい」

悪夢を見た。思いっきり腹が立つ悪夢で、あまりにも腹が立ったため、その怒りでハッと目が覚めた。恐怖で目が覚めたことは過去に何回が経験あったが、怒りで目が覚めたのは人生初だ。 いったいどんな悪夢なのかといえば、私の著書として出るはずだった本が、出版当日に私の名前が表紙に載っていないことが判明するという悪夢である。表紙には誰の名前も載っていない。えっ、これって何なの? と思いながら裏表紙を開くと...

【第11回】手話通訳士への道「未熟な社会と未熟な私 Vol .2」

 前回は、適性試験の場での未熟な手話言語通訳者の川根を紹介しました。 今回も未熟な川根の紹介です。未熟な私の気づきの再確認といってもいいかもしれません。 前回、今回で、私の優れた通訳(?!)だけでは解決できないことがあり、解決のためには、みんなで、ろう者が困らない環境を作るために必要なことは何かを考え、共同して取り組む必要性について理解していただければ、目的達成です。 第4回で...

保護中: 【第17回】「ライラックの花香るころ―中国語を生涯の友として」

夢は歌って踊って日中友好すること 踊りや歌に浮かれている時もあった。 「お店にあなたによく似た方がおられましたね。お兄さん?それともご親戚ですか?…」、訊かれたとたんにわたしはもう顔がポーっと熱くなった。 問いかけたのは、アジア舞踊とくにインド舞踊を中心とする榊原舞踊団を率いる榊原氏。わざわざ書店に訪ねてこられ、たまたまかれと顔を合わせたのだった。 わたしはその後数か月間...

【JIF2023】仁科恭徳「パラレルコーパスから見えてくること -辞書記述、翻訳ユニット、機械翻訳、そしてLSP-」

仁科恭徳 応用言語学者・コーパス言語学者。野菜ソムリエの資格や船舶免許も保有。最近は色彩(心理)学など他分野の研究にも従事している。英エクセター大学大学院応用翻訳学修士課程修了。英バーミンガム大学大学院コーパス言語学修士課程修了。英バーミンガム大学大学院より応用言語学博士号取得(Ph.D.)。京都府立大学共同研究員、立命館大学嘱託講師、明治学院大学専任講師、米ホープカレッジ客員交換...

保護中: 【第33回】翻訳家ありのまま「訳書のタイトル、誰が決めると思いますか」

訳書のタイトルって、いったい誰が決めると思いますか。訳者? それとも出版社? それとも訳者と出版社が相談し合った上で? で、最終決定権はどちらにあると思いますか? この点に関して私は次のように解釈している(あくまで私の解釈である)。すなわち「最終決定権は出版社にあり、ゆえに通常は出版社が一方的に決めるが、出版前に訳者に伝えることは伝える」。 最終決定権が訳者ではなく出版社にあると私が...

【JIF2023】劉彦甫「台湾有事とは何か ――台湾海峡問題の構造と未来」

劉彦甫 東洋経済新報社解説部記者。1994年台北生まれ、2016年早稲田大学政治経済学部卒業、18年同大大学院政治学研究科修士課程修了、修士(ジャーナリズム)。専門は台湾を中心とする国際政治経済、日本の台湾認識。2018年から東洋経済新報社に在籍し、企業情報部や報道部で電子部品や電機業界を担当した。2022年より台湾情勢とマクロ経済の専門記者として解説部に異動し、論説や解説記事を担...