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【第1回】平山敦子のガジェット天国「海外旅行・出張に役立つアイテム~ソフト編」

(執筆・平山敦子) さて、ご紹介したい便利グッズやアプリは数あれど、この記念すべき連載第一回にふさわしいテーマとは?!散々悩みましたが、これを書いている今現在 は8月。通訳業界の閑散期!もとい(笑)夏休み真っ只中!!というわけで「海外旅行・出張に役立つアイテム~ソフト編」と題してお届けします。通算33カ 国を訪れた私が自分で使って納得したスグレモノ、皆様の旅のお役に立てれば幸いです。 ...

第1回|海外旅行・出張に役立つアイテム~ソフト編

初めまして!平山敦子です。東京を拠点にフリーランスの会議通訳者として活動しています、私のガジェットヲタクぶりが編集部の方の目に留まり、本コラム執筆のお話を頂きました、駆け出しの頃からお世話になっているアルクさんにこんな形で恩返しができて嬉しいです。楽しく役に立つ内容盛り沢山でお届けしていきますので、よろしくお付き合いください。 update:2016/09/05 さて、ご紹介したい便...

【第14回】現役通訳者のリレー・コラム「通訳者こそ読まなければならない本があるんです」

(執筆・知念徳宏) 言葉というものがその話者の個人的背景を背負って出てくるように、言語もまた、その言語圏の文化的背景を背負って成り立っています。そういうわけ で、たとえA言語圏におけるある言葉が、A言語圏の人たちにとって琴線に触れるようなものであるからといって、それを他の言語圏から来た人々に、A言語圏 に属する人と同じような感動を味わってほしいと思って通訳をしようとしても、なかなかうまい表現...

【第13回】現役通訳者のリレー・コラム「社内通訳という道」

(執筆・土井拓) 皆さんは通訳者という仕事を考えた時どんな姿を思い浮かべるでしょうか。 国際会議でスピーカーの声をブースから訳している会議通訳者。海外の要人の横で政治や経済の話をウィスパリングで訳している通訳者。ハリ ウッドスターのインタビューを訳している通訳者。上記のような通訳者が花形と思われることも多く、社内通訳者はあまり日の光の当たらない、地味な存在だと 思われがちかもしれません...

【JIF2016】通訳学校では何を学べるか ~ディプロマットスクールの場合~

池田尽 新潟県上越市生まれ。新潟県立高田高等学校卒業後渡米。カリフォルニア州のコミュニティーカレッジ(Palomar Community College)入学。英語学習のためESLなど受講。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)編入・卒業。日系金融機関のロサンゼルスオフィスで 勤務をした後、帰国後は通訳/翻訳業務に従事。現在は会議通訳者としての活動の傍ら、(株)ディプロマットにてスクール講...

【7/24】日英・英日 ビジネス逐次通訳ワークショップ

日英・英日 ビジネス逐次通訳ワークショップ 日本会議通訳者協会(JACI)が日英・英日逐次通訳ワークショップを開催します。トピックはビジネスを中心とした内容をカバーする予定です。現場で鍛えられた経験豊富なJACIプロ会員の指導を受けるチャンス! お問い合わせはこちらから <イベント概要> 日時:2016年7月24日(日)13:30~16:30 場所:中央区月島1-8-1 アイ...

【7/23】JACIサロン ~フリーランス通訳者の営業~

JACIサロン ~フリーランス通訳者の営業~ 多くのフリーランス通訳者は 通訳学校で通訳技術を学びますが、営業術は学びません。昔はそれで通用した時代があったかもしれませんが、通訳者の絶対数が大幅に増えた今日、フリーラン ス通訳者も一人の自営業者として営業活動を行うことが差別化の一要因となっています。今回のサロンではフリーランス通訳者がもつ“ビジネス的悩み”に フォーカスして、優良顧客を獲得・維持...

【JIF2016】マット・コンガ―「通訳業界と市場原理~Cadenceの挑戦」

マット・コンガ― 通訳者マッチメイキング・プラットフォームであるCadenceのCEO。世界各地で容易な通訳者手配を実現。2016年春までSeekPandaのブランドで展開。 起業する前はベンチャーキャピタルのHudson Clean Energy Partnersに7年間所属し、エネルギー関連の投資、ファイナンシャル・モデリング、戦略立案などを行った。その前はニューヨークのBain &...

【JIF2016】池田尽「同時通訳という練習法」

池田尽 新潟県上越市生まれ。新潟県立高田高等学校卒業後渡米。カリフォルニア州のコミュニティーカレッジ(Palomar Community College)入学。英語学習のためESLなど受講。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)編入・卒業。日系金融機関のロサンゼルスオフィスで勤務をした後、帰国後は通訳/翻訳業務に従事。現在は会議通訳者としての活動の傍ら、(株)ディプロマットにてスクール講師...

【第11回】現役通訳者のリレー・コラム「通訳者になるには」

(執筆・松下佳世) 2020年の東京オリンピック開催が決まったこともあり、通訳という仕事に対する関心が高まっているようです。私が教えている大学でも、学生から「先生、 どうしたら通訳になれますか?」という質問をよく受けますし、インターネットの掲示板などでも、似たような投稿が増えている気がします。このような質問を 投げかけてくる若者の気持ちは、よくわかります。なぜなら、「通訳者になる方法」は、一通り...

【JIF2016】佐藤秀典「文化差の架け橋~ラグビー日本代表の通訳として〜」

佐藤秀典 10歳の時、母、姉と豪州ゴールドコーストに移住(1990年~1999年)。現地の高校を卒業後、帰国して雑貨店、アクセサリー店などで勤務。その頃から商談や海外買い付けの際に通訳として起用される。母親が社会人ラグビーチーム「ワールド・ファイティングブルズ」でマネージャー兼通訳として勤めていた時に、手伝いで通訳をしたところからラグビー通訳としてのキャリアをスタートさせる。2003年から本格的...

【JIF2016】北山ユリ「医学通訳の連想ゲーム」

北山ユリ 青山学院中等部では演劇部を創設し、高等部ではESS部長時代にESSをミュージカル部に変えてしまい、大学は英米文学科でヨーロッパ演劇とドラマツルギーを学ぶ。中等部時代から劇団四季などに侵入、アルバイトは英国ロイヤルシェークスピア劇団や、翔企画などで通訳、戯曲の下訳(「暗くなるまで待て」など)も沢山する。ただし、留学経験なし。 同時通訳は、世界心臓学会をきっかけに医学通訳に惹かれ、微生物...

【JIF2016】リゼ・ウィリアム「デポジション通訳~エニグマに潜む謎に包まれる難題」

リゼ・ウィリアム 1971年、(旧)Western Electric社の研究所(ミリ波導波管室、光ファイバー室)に入所。勤務のかたわら通学し、1976年、大学を卒業する。間もなく米国電子機器メーカーの日本支店設立のため、日本に移住する。3年後、帰国しない道を選択し、技術翻訳者となる。その後、特許訴訟関連の通訳者となる。以後、特許翻訳と訴訟通訳に従事し、多数の訴訟案件(主に米国特許に関する日本にお...

【JIF2016】柴原智幸「何を引いて何を足すか~積極的にコミュニケーションに介入する放送通訳とは」

何を引いて何を足すか~積極的にコミュニケーションに介入する放送通訳とは 放送通訳は、訳出時間の制限があるため、聞こえてきたことをすべて視聴者にお伝えすることはかなり困難です。必然的に情報の交通整理をすることになるのですが、何を引いて何を足すか、ということには常に頭を悩ませています。聞き手が専門家ではなく、また、ニュースを正座してご覧になる方はまずいらっしゃらないので、何か別のことをしながらニュー...

【第10回】現役通訳者のリレー・コラム「フリーランス通訳と子育ての両立」

(執筆・岩瀬和美) リレー・コラムをお読みの皆さん、こんにちは。 こちらのサイトに訪れる皆さんは老若男女さまざまで、これから通訳を目指す方から既に何年も経験を積んでい らっしゃる方まで、色々な方がいらっしゃるかと思います。それぞれの立場で抱えている課題は千差万別だと思いますが、私、岩瀬和美は、「フリーランス通訳 と子育ての両立」という観点からこのコラムを書いていきますね。 続きは「翻訳・...

【JIF2016】マクウィリアムス・フリィ&中村いづみ「同時通訳者のホンネ ~十人十色」

同時通訳者のホンネ ~十人十色 日本通訳フォーラムでは毎年、エージェントの視点から業界や現場を見るセッションに加えて、現場で活動する通訳者の声を聞くセッションを用意しています。今年は、社内通訳からフリーランスへ転向して活躍している現役同時通訳者をパネリストに迎えます。社内通訳でのスキルアップ方法やフリーランスへの転向の道のりについて、パネリストの実体験を皆さんと共有します。また、通訳者はエージェ...

【JIF2016】平澤ボビー「IR通訳者として成功するには」

IR通訳者として成功するには 正式な通訳訓練を経ていないにも関わらずデビューから僅か10年でIR通訳の第一人者に登り詰めた平澤ボビー氏の秘訣を公開。ナンバリングや数字の処理の工夫。IRでのマナーや気配りあふれる訳出。そこには証券会社勤務経験が活かされた様々なノウハウが。今回はそれを一挙に公開する。 平澤ボビー 明治学院大学文学部英文科卒業。卒業後は証券会社で社内翻訳・通訳を一通り経験、証券営...

【JIF2016】原不二子「通訳市場の過去、現在、未来」

通訳市場の過去、現在、未来 会議通訳者をとりまく環境は、特に過去20年ほどで劇的に変化した。通訳者の数は増え、クライアントの要望は多様化し、様々な技術革新は通訳者の仕事の在り方を根本的に変えてしまったといっても過言ではないだろう。原不二子氏は常にその中心で活動し、環境の変化を注意深く観察してきた通訳者の1人である。本講演では原氏の会議通訳者としてのキャリアを振り返り、通訳市場の環境変化によりもた...

日本通訳フォーラム2016

「通訳者による、通訳者のための団体」として設立された日本会議通訳者協会ですが、今年8月27日(土)に早くも2度目の日本通訳フォーラムを開催します。今年も密度が高い8つのセッションを用意し、基調講演には日本における会議通訳のパイオニアの一人である原不二子先生をお招きします。現役の通訳者や志望者、関係者に学びの機会を提供するとともに、通訳の諸問題について対話を深めていくことを目的としています。さらにパ...

【第9回】現役通訳者のリレー・コラム「通訳者としてお役に立つために~医療に関する通訳」

(執筆・ケイト・スイフト) 次は血液検査ですから、採血します。チクッとしますよ」 「息を吸って、吐いて。今度は深く吸って、一生懸命吐いてください」 「臨床試験では10例が終わって、自由診療に移る前にまず、先進医療Bの申請を提出する予定です。来週厚労省でアドバイスを受けます」 「その認証を取得するためには審査が必要で、全文書で140以上あり、現場でどのように運用されているかの審査も...

【第8回】現役通訳者のリレー・コラム「パラスポーツ通訳 ~大分国際車いすマラソンで学んだこと~」

(執筆・池田裕佳子) 2020年に東京オリンピックを控え、英会話レッスンを再開したり、通訳を目指して勉強を始めたりする人が増えているそうです。私もそのうちの一人。た だ、通訳学校の申込時に「オリンピックを目標にしている人は多いけれど、パラリンピックのために、という人は初めて」だと言われました。私にとってオリン ピックはニュースで結果を知る程度。一方のパラリンピックは、陸上競技となると特に、選...

【第7回】現役通訳者のリレー・コラム「フリーランス通訳になる前に 知っておきたい知識」

(執筆・マイヤーズ若菜) 私は東京出身、大阪在住の駆け出し会議通訳者です。去年まで関東の外資系企業に勤める社内通訳でしたが、夫の仕事の都合で大阪へ引越しフリーランス 通訳になりました。フリーランスになる前は、守られた会社員生活を離れる不安もありました。幸い、フリーランスで働くために必要なビジネス知識をある程度 持っていたため転身する決心がつきました。 この知識は、米国カリフォルニア州に...

【3/26】倉澤良仁「会議通訳者への道」

会議通訳者への道 3月は日本を代表する通訳会社であるサイマル・インターナショナルで専属通訳者を務める倉澤良仁(くらさわ よしひと)氏が、会議通訳を始めたきっかけから第一線で活躍するようになるまでを語ります。40歳を超えてから会議通訳者として第一歩を踏み出した倉澤氏いわく、「職業人生という観点から見れば、大層回り道をしてきたが、回り道も道であり、道はあるのである。そして私は会議通訳者という道を、遅...

【2/28】日英・英日逐次通訳ワークショップ

日英・英日逐次通訳ワークショップ 日本会議通訳者協会(JACI)が初の日英・英日逐次通訳ワークショップを開催します。トピックはビジネスを中心とした内容をカバーする予定です。現場で鍛えられた経験豊富なJACIプロ会員の指導を受けるチャンス! この春の通訳学校で勉強することを検討されている方、腕試しをしたい方などにオススメ。ぜひ御参加ください。 お問い合わせはこちらから <イベント概要...

保護中: 「通訳ガジェットを語ろう」まとめ

【会員限定コンテンツ】 2015年12月12日の講演で平山敦子さんが紹介したガジェットやライフハックのまとめです。参考リンクは便宜上、事務局が追加したものです。 1. スマホのユーザー辞書機能 参考リンク:iPhoneのユーザ辞書を活用して、文字入力を短縮して時短する方法 2. さいすけ 定番カレンダーアプリ 3. By Mail 発行されたアドレスに、タ...

【2/20】POLICE INTERPRETER〜警察通訳人に必要な能力とは〜

POLICE INTERPRETER〜警察通訳人に必要な能力とは〜 東京オリンピックを4年後に控えたいま、外国人犯罪対策は新たな局面を迎えています。 今後増えると予測される外国人犯罪事件ですが、このような事件の手続きに不可欠である通訳人の資質や技能に関して、新聞等メディアでも報じられているよう に一部問題となっているのが残念な現状です。本講演は実例を用いてこの問題を検討し、後半のワークショップを...

【第6回】現役通訳者のリレー・コラム「通訳者としてお役に立つために」

(執筆・稲垣富美子) 通訳は「お役に立ってなんぼ」の商売だと思っています。 会議通訳者をしていると、この仕事はライブだと感じます。聴衆の反応からその場で、お役に立てているかどうかが実感できる職業です。そういう職業はあまり多くないのではないでしょうか。そして、この特質は恐怖にも大いなる喜びにもなり得るものです。 ある学会での通訳業務の終了後、通訳エージェントの方から「今日は通訳用イ...