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保護中: 【第9回】あの通訳研究って、実際どうなの?「IDRCとは何か―Daniel Gileの理論から」

【会員限定コンテンツ】 早いもので、2022年もあっという間に2ヶ月が過ぎてしまいました。年末から懸念されていたオミクロン株感染が急拡大しており、結局行動制限が掛かったままの日々が続いています。加えて、2月末にはロシアによるウクライナ侵攻が勃発し、不安定な世界情勢が続いています。 その渦中にあるウクライナのゼレンスキー大統領のスピーチは世界中で報道されましたが、ドイツのテレビの通訳者...

保護中: 【第8回】翻訳家ありのまま「京大卒社長の英語の“真の実力”」

京大卒社長は学歴の話が大好きで、飲み会になると必ずといっていいほど学歴の話をするのだった。翻訳部設立当時の翻訳スタッフの学歴は京大、東大大学院修了、ミシガン大学大学院修了、東外大卒、慶大卒、青学卒(私)だったが、飲み会で話題になるのは決まって前者5大学であり、私の母校・青山学院は蚊帳の外だった。 そんな社長、誰も聞いてもいないのに、いきなりこんなことを言って学歴話をし始めるのだった。 ...

保護中: 【第35回】放送通訳の世界「めざせ省エネ」

【会員限定コンテンツ】 放送通訳現場では毎回さまざまなニュースがお目見えします。会議通訳のように「事前資料配布・予習」をしづらいのが特徴。ゆえに日ごろから自力でニュースに触れ、日常生活でも好奇心のアンテナを立てた状態で過ごします。すべてが自分にとっての学びとなり、ひいては現場で生かされるのです。 ただ、こうして意識を高く持ち続けたとて、本番で難儀するのもこの仕事ならでは。...

【第8回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「北海道のツアーあるある」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。前回は冬の北海道でよく起こる交通トラブルについてお話しました。今回もまた、北海道での通訳案内業務中に起こりがちな問題についてお伝えします。 北海道はでっかいどう 北海道の広さについて、色々なところで話題になっているのをよく見かけます。北海道本島のみで日本の国土面積の約2割を占めるのですから、他の都府県に比べて北海道の面積が...

保護中: 【第7回】翻訳家ありのまま「みんなが『自分が1番』と思っている職場」

学歴至上主義の京大卒社長にとって唯一、頭が上がらなかったのがミシガン大学大学院出身の男性だった。なにしろ彼は“世界の頂点”ともいえるマサチューセッツ工科大学卒、かつミシガン大学大学院修了である。京大卒といえどもこの華麗なる学歴の前にはひれ伏すしかなかったのか、神様みたいな扱いをしていた。 ところがミシガン大学大学院出身の男性の“真の実力”が露呈し、「自宅待機」にさせて以来、社長はこんなこと...

「国際会議デビュー!体験記~満元証」

国際会議の同時通訳デビューという、有難くも緊張感たっぷりだった機会を頂いたので、私からこのお仕事を受けるに至った経緯や学んだことをささやかながらお伝えしたいと思います。改めて、このような貴重な機会を下さった関根さん、サポートとして助けてくださった通訳者の熊野里砂さん、そして共にデビュー戦を駆け抜けてくれた上妻さん、ありがとうございました。 今回私がご紹介頂いた案件は、グローバルグリーンズが...

「国際会議デビュー!体験記~上妻つぐみ」

「コロナ世代」の通訳者見習いが国際会議デビューするまで 時は12月30日、2021年も残すところあとわずか。私の通訳の師匠と慕っている関根マイクさんから「2/5 グローバルグリーンズ世界大会(遠隔)」という件名のメールが届きました。「こんなのきてるけど、興味ある?」という同時通訳案件の打診でした。 会議内容を確認すると、何と学生時代にボランティア通訳で撃沈した会議のトピック。もちろん...

【第8回】通訳・翻訳学習記 東京外国語大学編「二年次秋学期と年末年始」

 皆さん、明けましておめでとうございます。日本会議通訳者協会理事の佐々木です。  2022年になりましたね。皆さんは年末年始いかがお過ごしでしたか。私は先日無事修士論文を執筆し終え、最終審査を受け終わり、後は結果を待つのみとなりました。  第8回は前回お伝えした通り、二年次秋学期と年末年始のお話をしようと思います。 二年次秋学期  秋学期も春学期に引き続き、修士論文ゼミ、...

【第1回】社内通訳者のお仕事

一口に社内通訳といっても現場によって環境は様々だと思います。今回は現在勤めております飲料メーカーIT部門での社内通訳経験について、皆さんにお話しできればと思います。参考にしていただければ幸いです。 【基本情報】 外資系飲料メーカーIT部門の社内通訳 チームの通訳者3名 コーディネーター1名 完全在宅オンライン対応 契約形態: 派遣社員 ...

保護中: 【第6回】翻訳家ありのまま「かくして大型契約が消えてなくなった」

ミシガン大学大学院出身の男性は自信過剰なところがあり、他人を小ばかにする癖があった。それを最初に感じたのは、入社して間もないころ、社長を除いた翻訳スタッフ5名で開いたミーティングのときだった。 彼はまだ我々と一緒に仕事をしたことがなかったのだから、我々がどれくらいの実力の持ち主なのか知らなかったはずである。なのに彼はみんなの前で私のことを評してこう宣ったのだ。 「宮崎は男なんだから本...

保護中: 【第34回】放送通訳の世界「どこまで溜める?」

【会員限定コンテンツ】 通訳者に必要なのは「語学力・知識力・体力」。私はこれを合言葉にしており、ジム通いも大事な業務の一環(?)です。中でもお気に入りはバーベルを使い、音楽に合わせて体を動かすスタジオレッスン。わずか30分でもたっぷり筋トレになります。 レッスンでよくインストラクターさんが使う「溜める」という言葉。たとえばスクワットの場合、しゃがんだ状態で数秒間「溜めて」か...

【第7回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「北海道の冬のトラブル」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。本連載では、通訳案内士の仕事に関して、研修講師や通訳案内業務の内容についてこれまでお伝えしてきました。第7回の今回は少し趣向を変え、これまでの業務で直面した交通トラブルについてお話します。 大雪と交通 「北海道といえば、雪」―北海道を訪れる外国人旅行客、特にアジアからの観光客が最も期待するものが雪です。冬は北海道では観光の...

【第6回】通訳・翻訳学習記-ミドルベリー国際大学院編「通訳の実務経験あふれる夏休み②」

皆さん、こんにちは!ニック・コンチーです。遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。2021年は連載をご一読いただき誠にありがとうございました。引き続き2022年も皆さんに楽しんでいただけるような記事を書いていこうと思いますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。前回はつくもさんがオリンピックの遠隔通訳体験について説明しましたが、今回は私がオリンピックと同時に参加していたインターンシ...

【第5回】通訳・翻訳学習記-ミドルベリー国際大学院編「通訳の実務経験あふれる夏休み①」

皆さん、こんにちは! 丹羽つくもです。今回は、私の夏休みの経験について書きたいと思っています。 東京オリンピックでリモート通訳! 在学中に、なんとオリンピック関連の通訳の経験をしてしまいました。これも、様々な偶然が重なって可能となったことでした。 まず、皆さんがご存じの通り、夏季オリンピックの東京開催はコロナの影響により2020年から2021年に延期になりました。それにより、私...

【第17回】柴原早苗の通訳ライフハックス!「手帳・ノートとの付き合い方」

記憶をたどると私が日記を付け始めたのは小学校2年生のとき。当時暮らしていたアムステルダム日本人学校補習校では児童の日本語力維持のため、「日記を毎日つけること」が課題でした。一方、初めて手帳を使い始めたのは中2でロンドンから帰国してから。公立中学校の「生徒手帳」がきっかけでした。以来、手帳および日記やノートとの付き合いは長きに渡ります。 今月の「ライフハックス」は年初ということもありますので...

保護中: 【第5回】翻訳家ありのまま「ミシガン大学大学院出身の男性は“規格外”だった」

我が翻訳部は新設後1ヶ月で早くも1名を失ったが、人員としてはまだ余裕があった。京大卒社長兼翻訳部長が率いる中、翻訳スタッフとして東大大学院出身の女性、ミシガン大学大学院出身の男性、東外大卒の女性、それに私がいたし、翻訳部専属の営業部員として中央大卒の男性や日英翻訳をした際の校正者としてオーストラリア人男性がいた。1名抜けたくらいではびくともしていなかったのである。 ところがその頃からミシガ...

【2/19】「海外大学院で通訳を学んでみた~延長戦」【遠隔】

一般社団法人 日本会議通訳者協会が『通訳翻訳ジャーナル』でお馴染みのイカロス出版株式会社と組んで共同編集した『通訳の仕事 始め方・続け方』の発売を記念して、11月から6か月連続でイベントを開催します!第4弾は特典動画で協力していただいた、海外大学院で通訳を学んだ5人を迎えて延長戦トーク! 動画でもワイワイやっていましたが、延長戦では視聴者からの質問もを受け付け、さらにディープな学生ライフについて...

保護中: 【第30回】製薬業界の通訳「おススメ製薬通訳教材⑤」

【会員限定コンテンツ】 第26回から、第25回までに取り組んできた各トピックをさらに学習する際のおススメ教材を紹介しています。第5弾の今回は、第18回~第20回が対象です。 第18回は「メディカル・ライティングの通訳」に取り組みました。記事で説明したように、メディカル・ライティングは医薬品(drug, pharmaceutical)や医療機器(medical device)の臨...

【第7回】通訳・翻訳学習記 東京外国語大学編「2年次夏休みとオンライン課外実習」

皆さん、こんにちは。日本会議通訳者協会理事の佐々木です。 もう冬ですね。私は、相変わらず修士論文の執筆や授業で日々忙しく過ごしています。 今回は、夏季休暇とオンライン形式で行われた同時通訳の課外実習の概要をお伝えしたいと思います。 夏季休暇 今年の夏は昨年とは異なり、夏学期の授業がなかったため、長い休みになりました。 夏休みの前半は、日本会議通訳者協会主催の「日本通...

保護中: 【第1回】 映像翻訳家インタビュー 石田泰子【後編】

PART 3: 毎日が字幕翻訳 多くの劇場公開映画の字幕を手がけ、第一線で活躍し続ける石田さん。最終回は、どのように翻訳作業を進めているのか、オンとオフの切り替えなど、日常についてうかがいます。 -石田さんは一日の作業ペースを決められているんですか? 石田 私はそれができない人で、没頭するか、あるいは乗らなければダラダラとネットを見たりでなかなか進まない(笑)。頭の中で何となく...

保護中: 【第1回】 映像翻訳家インタビュー 石田泰子【中編】

PART 2: 歌の字幕 石田泰子さんはミュージカル映画の字幕も多く手がけ、訳詞にも定評があります。今回は、『ハミルトン』で知られるリン=マニュエル・ミランダが原作、音楽、製作を手がけた『イン・ザ・ハイツ』を中心に、歌の字幕についておうかがいしました。 https://www.youtube.com/watch?v=dSMhpXR-g44 -『イン・ザ・ハイツ』(以下『イン...

保護中: 【第1回】 映像翻訳家インタビュー 石田泰子【前編】

本連載では、字幕翻訳家の岩辺いずみさんが映像翻訳業界の名人たちをインタビューし、彼らの訳を支える思考や創造性を可視化することを目的としています。シンプルな訳でも、その裏には数多くの苦労がある。字幕翻訳者だけでなく、通訳者も学べることがあるはずです。 「好きな字幕翻訳家は?」と聞かれるたびに、真っ先にお名前を上げさせていただいている石田泰子さん。青春ものから音楽もの、ドキュメンタリー...

保護中: 【最終回】遠田和子の無手勝流英文法「ことばを吟味するーレジスターと語源」

この連載は無手勝流ながら一応「文法」について語るもので、文法とは単語を並べて文にするときの配列や語形変化の規則です。今回は文法から少し離れ、文の構成要素である単語に焦点を当てて、ことばの選択が文や文章全体に与える影響を考えます。キーワードは「レジスター(register)」と「語源(etymology)」の2つ。 最初に次のAとBを読んで違いを感じてください。 Stars t...

【第6回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「北海道の通訳案内士・知識編」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。前回は、通訳案内士の仕事について、北海道とその他地域での実践面での違いについてお伝えしました。第6回目の今回は、ガイディングの知識面についてお話します。 通訳案内士に必要な知識 新人ガイドが先輩たちから何度も言われる言葉があります。それは「どんな質問をされても『知らない』とは言ってはいけない」ということです。もちろん知らな...

【第4回】通訳・翻訳学習記-ミドルベリー国際大学院編「同時通訳と金融業界に挑戦していく2学期目」

 皆さん、こんにちは。ニック・コンチーです。丹羽つくもさんが前回1年目の秋学期の授業内容について説明してくれましたが、いかがでしたか。私は続きまして今回1年目の春学期の授業内容について書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。   春学期は秋学期に比べて特に大きな変化が二つありました。一つ目は、内容が「一般」から「経済・金融」というはるかに専門的なテーマに変わったというとこ...

保護中: 【第8回】あの通訳研究って、実際どうなの?「通訳者に求められる倫理とは」

【会員限定コンテンツ】 今年も師走がやってきました。このところは新型コロナ感染者数も落ち着いており、安心して年末年始を迎えられるかと期待していたところに、オミクロン株のニュースが飛び込んできました。2年ぶりのクリスマスパーティ、忘新年会などを計画された方もいらっしゃるでしょうし、帰国を心待ちにしていた在外邦人も多いと思われますが、新型株の登場で混乱も生じているようです。また、海外では再び...

保護中: 【第33回】放送通訳の世界「お国訛り英語トレーニング」

【会員限定コンテンツ】 CNNでは様々な国のニュースが取り上げられます。キャスターもアメリカ人ばかりとは限らず。ちなみに私は90年代にロンドンのBBCで働き、2000年代初頭からはCNNメインで放送通訳をしています。CNNデビューをして間もない頃、「あれ?このキャスター、数年前までBBCにいたのに」と思ったものでした。 そう、ヘッドハントあるいはとらばーゆ(ああ、用語が古すぎ!...

保護中: 【第4回】翻訳家ありのまま「某一流企業入社1ヶ月で激震が走った!」

入社日は3月1日だったが、その会社の給料は「前払い」だったので3月20日に初回の給料が払われることになっており、給料日の前日(つまり3月19日)に給与明細書が配られた。これを見れば「災いが2回連続して起こる」のか「災い転じて福と成す」のかが判明することになる。 恐る恐る給与明細書を開いてみると、なんのことはない、面接時に伝えられていた金額が印字されていた。 (あ~、助かった~。これで...

【第3回】通訳・翻訳学習記-ミドルベリー国際大学院編「ついに1年生の授業を受け始める」

皆さん、こんにちは!丹羽つくもと申します。 1回目に続いて、私が現在通っているミドルベリー国際大学院 (Middlebury Institute of International Studies)についてご紹介させていただきます。2回目はクラスメイトのニック・コンチーさんが、入学するまでの準備や、モントレーでの生活について説明してくれたので、3回目となる今回は、ついに、授業の内容について書...