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【第5回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「北海道の通訳案内士・実践編」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。連載第4回目の前回まで、通訳案内士を講師として活用する事業についてお伝えしました。第5回目の今回からは数回にわたり、通訳案内士の仕事について、北海道での事情を中心にお話します。 北海道とその他の地域、それぞれの難しさ 私は主に北海道で活動していますが、たまに北海道外での仕事をすると、北海道との違いを実感することが多々ありま...

保護中: 【第8回】遠田和子の無手勝流英文法「Punctuation is Powerful」

今回はpunctuation(句読点)にまつわるお話です。「テンとかマルの話?通訳には関係ないし、つまんなそう。」そんなことないですよ。カンマ (,)やピリオド(.)などのちっぽけな記号には文の意味をガラリと変えてしまう力があります。 少し古い話ですが、下記のフレーズに見覚えあるでしょう。これは2015年のアメリカ大統領選挙中、ヒラリー・クリントン候補が選挙キャンペーンでツイートしたスロー...

【第3回】翻訳家ありのまま「夢の夢であった産業翻訳家人生が幕を開けたが…」

学生時代から夢の夢であった翻訳人生が某一流会社の翻訳部に中途入社するという形で幕を開けた。21歳のときに翻訳家になることを夢見始めた私はすでに27歳になっていた。6年間の修練を経て、ようやく「翻訳で飯が食える」ようになったというわけだ。 初出社日に社長から驚くことを聞かされた。翻訳スタッフを5名同時に採用したのは翻訳部を新設するためだったという。それまでは翻訳が必要になったときは国際部の“...

【第6回】通訳・翻訳学習記 東京外国語大学編「二年次春学期開始」

皆様、こんにちは。日本会議通訳者協会理事の佐々木です。  夏季休暇中に修士論文の執筆やオンライン形式で行われた同時通訳の課外実習があり、慌ただしい日々を過ごしていたため、執筆が遅くなってしまいました。申し訳ありません。  新型コロナウイルス感染者数が減少傾向になってきましたね。私は、先日2回目の新型コロナウイルスワクチン接種を受けました。重症化のリスクが低下したのは、ありがたいですが...

【第1回】通訳・翻訳学習記-ミドルベリー国際大学院編「入学する前に調べたこと・やったこと」

皆さん、こんにちは! 丹羽つくもと申します。 今回から数回に分けて、私が現在通っているミドルベリー国際大学院 (Middlebury Institute of International Studies)についてご紹介させていただくことになりました。クラスメイトのニック・コンチーさんと交代で、入学するまでの準備や、授業の様子、モントレーでの生活についてなど、色々と書いていきたいと思っていま...

【第4回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「アドバイザーとしての通訳案内士」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。前回まで3回にわたって、今年の1月末から2月にかけて行われた「地域の観光人材のインバウンド対応能力強化研修」事業について、メインの講義についてお伝えしました。第4回目の今回は、宿泊施設で行ったオプション研修についてお話します。 通訳案内士に求められるもの 通訳案内士として外国人旅行客と一緒に旅をすると、色々なことに気付きま...

保護中: 【最終回】バズワード「AIとの上手な付き合い方と通訳翻訳産業への影響」)

【会員限定コンテンツ】 これまで第5回に渡って、AIの歴史や仕組み、活用事例、用語、学習コンテンツ等について幅広く解説してきました。本連載を読んでいただいた方にとって、AIや機械学習というものが少しでも身近なものになっていれば幸いです。 今回は最終回ということで、近い将来ますます皆さんにとって身近な存在になっていくであろうAIについて「AIとの上手な付き合い方」とそれらを踏ま...

保護中: 【第7回】遠田和子の無手勝流英文法「所有の表現」

今回は英語での所有に係る表現(所有格、アポストロフィs、前置詞of)についてお話します。 かなり以前のことですが、The New York Timesのオピニオン・ページに掲載されたThe Trouble With Intentionsと題されたエッセイが印象に残っています。このエッセイの主題は「文章は著者の手を離れて独り立ちできるよう明快に書かなければならない」ということ。「自分はそのつ...

【第2回】翻訳家ありのまま「某一流企業の翻訳部に再就職が決まった!」

 転職後初めて入社した翻訳会社は、実際に支払われた月給額が採用面接時に伝えられていた月給額より13,000円も少なかったことが原因で社長と揉めに揉めてわずか5ヶ月で退職する羽目になったが、退職直後から貯金が底をつく恐怖に悩まされるようになった。 (このまま再就職先が決まらないまま推移していけば、2,3ヶ月後には借金生活に突入することになるなぁ) 自分の心情とシンクロするフレーズは無意...

【第16回】柴原早苗の通訳ライフハックス!「Zoomの効果的な使い方」

かつて通訳者デビューを目指していたころ、スクールに通うことに加えてもう一つ、力を入れていたことがあります。それは「現役プロ通訳者のパフォーマンスを聴くこと」でした。そこで注目したのが、「展示会の無料セミナー」。横浜のみなとみらいや東京の国際展示場、千葉の幕張メッセでは様々な展示会が開催されており、一般向けのセミナーも充実していたのですね。内容そのものよりも、同時通訳に興味がありましたので、受付で...

保護中: 【第29回】製薬業界の通訳「おススメ製薬通訳教材④」

【会員限定コンテンツ】 第26回から、第25回までに取り組んできた各トピックをさらに学習する際のおススメ教材を紹介しています。第4弾の今回は、第13回~第17回が対象です。 第13回は「査察・監査の通訳」(https://www.japan-interpreters.org/news/keitaro-morita-pharma13/)に取り組みました。記事では主にGCP(Good...

保護中: 【第5回】バズワード「AI」の取説「AIの初学者・中級者向け学習コンテンツ」

【会員限定コンテンツ】 第1〜4回の寄稿ではAIの歴史や仕組み、活用事例、用語などについて幅広くその内容に触れてきました。今回は今後もっと深く勉強していきたい!という読者の皆さんに向けてお勧めの書籍やオンラインコンテンツを紹介していきます。実際に手を動かして機械学習モデルを構築できるようなものもありますので、気になったものがあれば是非ご覧いただければと思います。 【書籍の紹介】 ...

保護中: 【第6回】遠田和子の無手勝流英文法「ジェンダー・ニュートラルな代名詞they」

今夏東京で開催されたオリンピック大会では、「多様性と調和」が基本コンセプトの一つでした。性別や人種の多様性に配慮するため、男女差にとらわれないジェンダー・ニュートラル(gender neutral)を推し進める動きが世界で広まっています。日本では、日本航空が空港や機内でのアナウンスで“Ladies and gentlemen”と呼びかけるのを止めて ”Good morning, ever...

【第3回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「講師として活用される通訳案内士(続き)」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。前回は、今年の1月末から2月にかけて行われた「地域の観光人材のインバウンド対応能力強化研修」という観光庁の事業について、実施された経緯と概略についてお伝えしました。第3回目の今回は、実際の研修の様子をお伝えします。 研修プランの作成 「地域の観光人材のインバウンド対応能力強化研修」は、オンライン開催と実地開催を合わせて全国...

【第1回】翻訳家ありのまま「翻訳会社に転職したものの…」

大学卒業後に初めて就いたのは大学職員の仕事だったが、それには2つの“裏の理由”があった。1つは、応募した3つの翻訳会社のすべてに不採用になったこと、もう1つは、大学職員は夏休みが多く、残業も少ないという噂を聞いていたことだった。翻訳家になりたいと思っていた私は大学職員として生活費を稼ぎながら自由時間をフルに使って英語力を磨き、チャンスがあれば転職してやろうと目論んでいたのだ。  かくして、...

保護中: 【第31回】放送通訳の世界「ごほうび通訳」

【会員限定コンテンツ】 通訳の仕事というのは、人材派遣会社(エージェント)に登録するところから始まります。デビュー前の私は大学で通訳の授業をとったり、民間のスクールに通ったりしましたが、それだけでは登録できません。自分なりに経験を積み重ねて業績を増やすことが必須なのです。そこで私は複数の自治体の国際交流協会にボランティア通訳者として登録し、ボランティアの回数を増やしました。また、正社員時代...

保護中: 【第7回】あの通訳研究って、実際どうなの?「レジスター(Register)を意識する」

【会員限定コンテンツ】 皆さん、残暑お見舞い申し上げます。まず、この度の豪雨で被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。加えて、最近のコロナ第5波の影響を受けていらっしゃる方々にも心よりお見舞い申し上げます。また、医療関係者の方々には深謝申し上げますと同時に、少しでもお休みされる時間を取って頂きたいと切に願う日々です。 今回も原稿が遅くなってしまいました。また言い訳となって...

【第2回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「講師として活用される通訳案内士」

皆様、こんにちは。北海道の通訳案内士・通訳者、飛ヶ谷園子です。前回は第3回JACI同時通訳グランプリの本選で発表したスピーチに基づき、コロナ禍における通訳案内士の現状についてお話しました。連載第2回目の今回は、通訳案内士を講師として活用する観光庁の事業の概要についてお話します。 「地域の観光人材のインバウンド対応能力強化研修」 昨年9月、各都道府県に登録をしている英語の全国通訳案内士...

保護中: 【第5回】遠田和子の無手勝流英文法「前置詞と強い動詞で英語らしさ」

前回、前置詞を使いこなすには、空間イメージを捉えることが大切だという話をしました。今回のテーマは、位置や方向を表す前置詞と強い動詞の組み合わせ。これを使いこなすと、英語らしいパンチの効いた表現ができるようになります。 まず連載第4回で、onの基本イメージは「2次元での接触」、inの基本イメージは「3次元の中にいる」であると述べました。前置詞の選択により、微妙なニュアンスの違いが生まれること...

保護中: 【第4回】バズワード「AI」の取説「AI・機械学習の開発における必須ツールの解説」

【会員限定コンテンツ】 【第三回】バズワード「AI」の取説「機械学習の仕組み」では、機械学習が世の中でどのように使われているかを事例とともにご説明しました。ここまでの寄稿で皆さんの知識はかなり底上げされてきたと思いますが、今回の寄稿ではこれまで学んできたことを補足する目的で、AIや機械学習の開発やプロジェクトを進める際によく登場する開発関連の代表的な重要ツールを解説します。 今回は、...

保護中: 【第30回】放送通訳の世界「大文字?小文字?」

【会員限定コンテンツ】 普段担当しているCNNの放送通訳で、実は難儀していることがあります。デビュー当時から今に至るまで変わりません。それは、「画面下のヘッドラインの文字がすべて大文字であること」です。 たとえば、 "CORONAVIRUS CRISISHOSPITALIZATIONS UP 225% SINCE EARLY JUNE IN ONE MISSOURI CITY;...

【第5回】通訳・翻訳学習記―東京外国語大学編―「秋学期末試験から1年目終わりまで」

 皆さん、こんにちは。日本会議通訳者協会理事の佐々木です。  梅雨もあけて、いよいよ夏ですね。新型コロナウイルスの感染拡大も続く中、熱中症にも気をつけないといけませんが、体調管理をしっかりとしていきましょう。 さて、今回は一年次秋学期期末試験、冬学期そして春休みのお話をします。 一年次秋学期期末試験 授業にもよりますが、秋学期の期末試験は1月にあります。第3回の春学期期末...

保護中: 【第28回】製薬業界の通訳「おススメ製薬通訳教材③」

【会員限定コンテンツ】 前々回から、少し趣向を変えて、第25回までに取り組んできた各トピックをさらに学習する際のおススメ教材を紹介しています。第3弾の今回は、第9回~第12回が対象です。 第9回は「PVの通訳」に取り組みました。本トピックのおススメ本はこちらです: Waller, P.・Harrison-Woolrych, M.(2018).『医薬品安全性監視入門』〔第2版〕(...

保護中: 【第4回】遠田和子の無手勝流英文法「前置詞は基本イメージを掴む!」

当連載では過去3回にわたり英語の冠詞について書きました。今回は冠詞と同じくらい苦手意識を持つ人が多いと言われる前置詞を取り上げます。 前置詞は慣用的な用法が多く、日本語の助詞と対応して覚えても使えないことがよくあります。たとえば、「の」に対してofは最も思いつきやすい前置詞です。ところが「ドアの鍵」はthe key of/to the doorですが、「成功の鍵」ではofではなくtoを組み...

保護中: 【第3回】バズワード「AI」の取説「社会における機械学習の活用の類型パターン&事例」

【会員限定コンテンツ】 前回第二回の「機械学習の仕組み」では「どのような手法とプロセスでAIが作られるのか?」について、頻繁に使われる技術的な専門用語を織り交ぜながら説明しました。 第三回の今回は、実際にどのような場面で機械学習や深層学習モデルが使われているか、その類型パターンとともに活用事例をご紹介します。身近な例も含まれるので、前回より皆さんにとって分かりやすい内容となっているか...

【第15回】柴原早苗の通訳ライフハックス!「心の不調と向き合う」

現役の通訳者の方、あるいは通訳の仕事に就くことを目指しておられる方の共通点は何でしょうか?それは「頑張り屋さん」であることだと私は思います。「勉強が好きで好奇心旺盛」「夢に向かって計画を立てて実行したり、細かいことまで丁寧に調べたりすることに喜びを感じる」というタイプが多いと思うのですね。向上心は尊いですし、謙虚になりつつ目の前のことに全力を尽くすことは、生きがいをもたらしてくれます。 た...

【第1回】通訳案内士のお仕事~北の大地から「コロナ禍の通訳案内士」

皆様、はじめまして。北海道を拠点に通訳案内士・通訳者として活動をしている飛ヶ谷園子と申します。先日(2021年6月20日)オンラインで開催された第3回JACI同時通訳グランプリの本選にて、スピーカーという大役を務めさせていただきました。そしてこの度、通訳案内士の仕事についての連載を始めることになりました。第1回目は、先日のスピーチの内容に沿いながら、コロナ禍における通訳案内士の現状についてお話し...

保護中: 【第3回】遠田和子の無手勝流英文法「aかtheか」

英文を書いているとき、「う~ん、ここはaかな、それともtheかな」と迷った経験があるでしょう。迷った末に「なんとなく、適当に」選択したことはありますか?今回はaかtheかを見極めるときに使える無手勝流キーワードを紹介します。 まずはaです。aは数えられるモノ(可算名詞)に付く冠詞ですから、大前提として「境目がある」ことを表します。他と区別できるからこそ数えられるわけです(詳しくは連載第2回...

保護中: 【第2回】バズワード「AI」の取説「機械学習の仕組み」

【会員限定コンテンツ】 【第一回】バズワード「AI」の取説「AIの歴史と機械学習・深層学習」では、外観を掴むことを目的にAIという言葉の歴史やそれを取り巻く重要な技術についてその違いを説明しました。今回以降は第三次AIブームの主役である機械学習と深層学習の仕組みや実装例について、より踏み込んだ内容を解説していこうと思います。 機械学習という技術の仕組み 前回の記事では「第三次A...

【第4回】通訳・翻訳学習記―東京外国語大学編―「1年生秋学期スタート」

皆様、こんにちは。日本会議通訳者協会理事の佐々木です。 2年生になり、あっという間に大型連休が終わりました。コロナ禍での2度目の大型連休、いかがお過ごしでしたか? 第4回の今回は秋学期と中間課題、年末年始のお話をしようと思います。 秋学期開始  秋学期が始まった10月は幸い東京の新型コロナウィルスの感染者数が減少傾向にあり、東京外国語大学では一部の授業が対面形式で実施され...