【第17回】駆け出しのころ「子育てを終えて翻訳者から通訳者に」 「私はプロになれるのだろうか」「いまやっていることは本当に役に立つのだろうか」―デビュー前に誰もが抱く不安、期待、焦燥。本連載はプロ通訳者の駆け出しのころを本人の素直な言葉で綴ります。 *** ~Ignorance is bliss. 知らぬが仏~ 私が通訳者になりたいと思ったのは実は50歳を越えてからのことです。それ以前は大阪外国大学を卒業後にロンドン大学に留学、そのままロンドンの日系商社に就職...