【第15回】駆け出しのころ「『なんちゃって通訳』からの脱却」 「私はプロになれるのだろうか」「いまやっていることは本当に役に立つのだろうか」―デビュー前に誰もが抱く不安、期待、焦燥。本連載はプロ通訳者の駆け出しのころを本人の素直な言葉で綴ります。 *** 「お前は留学して通訳になれ」中学一年の時の担任の先生のこんな言葉に予言されたかのように私は高校時代にアメリカに留学し、その後、通訳者となりました。でもそれは決して平坦な道のりではありませんでした。 英語が...