吉岡余真人「機材エンジニアから見る通訳ブースマナーについて」 この度はこのような執筆の機会をいただき、誠にありがとうございます。 私は1989年(平成元年)から約35年間、通訳機材のエンジニアとして、通訳ブースの隣で、通訳者の皆さんが通訳する音声を最高の音質で参加者に届けるため、日々奮闘しております。 今回は、機材エンジニアから見た通訳ブースマナーについてお話しをしたいと思います。 1.資料の取り扱いについて 皆さん会議が終わったあ...
ロンドン日英逐次通訳ワークショップ体験記 はじめに 2023年7月29日、英国ロンドンにて日英逐次通訳ワークショップが開催されました。JACIが主催し、欧州在住の日英通訳者を対象に行った企画です。今回は初の企画にも関わらず、8名限定の席が、告知直後に即完売という大好評をいただきました。 今回のワークショップ会場は、ロンドン金融街のど真ん中、Fleet Streetの貸し会議室。このイベントのために、日本から通訳講師の関根マイ...
【JIF2023】バルビエコーポレーション株式会社「デジウェーブ・マイスター認定講習」 吉岡余真人 バルビエコーポレーション株式会社代表取締役社長。専門学校卒業後に家業の理髪店を経営するが、オリンピックで開催される国際会議にあこがれて1989年同時通訳機材会社に就職し、東京サミット、APEC大阪、ADB福岡会議などの機材運営に携わる。長野五輪組織委員会渉外部にも在籍し、全会場の同時通訳機材運用を統括。第107回IOC総会、理事会、メインプレスセンター、選手村、IBC国...
【英国開催】日英通訳ワークショップ【7/29】 一般社団法人 日本会議通訳者協会はこの夏、ロンドンで日英通訳ワークショップを開催します。90分の逐次通訳セッション2本と通訳者の市場価値アップを考えるトークセッションに加えて、日本からバルビエコーポレーション株式会社の吉岡社長を招いてデジウェーブ・マイスター認定講習を開催します。通訳技術を磨くだけではなく、今後広く普及すると予想される通訳機材のマイスター認定を受けて、通訳者としてさらなるレベルア...
保護中: 【第2回】プロが教える!通訳機材101「簡易ブース」 【会員限定コンテンツ】 通訳のみなさん、秋の繁忙期お疲れ様です。第2稿では簡易ブースについてお話したいと思います。 そもそも通訳ブースには、フルサイズのブースタイプ(幅1,900mm前後 奥行1,800mm前後、高さ1,750mm程度のサイズ)と簡易型ブース(会議室テーブルに据え置き型)と2種類があります。どちらを選択するかは、会場の広さなどレイアウトにより決まります。 今回は後...
保護中: 【第1回】プロが教える!通訳機材101「マイクとの距離&パナガイドの使い方」 【会員限定コンテンツ】 通訳のみなさん、お疲れ様です。通訳機材を担当して30年目の吉岡です。 これから、日本会議通訳者協会のみなさんに有効活用していただける情報を発信しますのでよろしくお願いたします。 ■マイクの使い方 まずは通訳マイクの有効的な使い方です。みなさんがどんなにすばらしい通訳をしてもマイクの使い方一つで変わります。 下記写真をみてください。名古屋在住の原さんの様...
【JIF2017】平山敦子「脱・生耳ウィスパ地獄!!パナガイドで作る楽勝通訳環境」 平山敦子 会議通訳者。得意分野は司法、軍事、IT、自動車など。元米国大統領、経済学者など著名人講演の同時通訳も多数。この仕事を目指したきっかけは大学在学中のアルバイト。幼少期の在米経験を活かしスポーツイベントのバイリンガルスタッフとして働いていたが、ある日現役のプロ通訳者と同席、その仕事ぶりを目の当たりにし衝撃を受ける。「私もこんな風になりたい!」とアルバイトに精を出す(?!)うちに、い...