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保護中: 【第34回】翻訳家ありのまま「表紙、本当に直してくれたんかい」

悪夢を見た。思いっきり腹が立つ悪夢で、あまりにも腹が立ったため、その怒りでハッと目が覚めた。恐怖で目が覚めたことは過去に何回が経験あったが、怒りで目が覚めたのは人生初だ。 いったいどんな悪夢なのかといえば、私の著書として出るはずだった本が、出版当日に私の名前が表紙に載っていないことが判明するという悪夢である。表紙には誰の名前も載っていない。えっ、これって何なの? と思いながら裏表紙を開くと...