【第13回】駆け出しのころ「小学生の頃に始まった夢の途中」 「私はプロになれるのだろうか」「いまやっていることは本当に役に立つのだろうか」―デビュー前に誰もが抱く不安、期待、焦燥。本連載はプロ通訳者の駆け出しのころを本人の素直な言葉で綴ります。 *** テレビの向こう側で同じ言語を話さない2者を繋ぐその存在に初めて憧れを抱いたのは小学生の頃です。それまでは何故か「将来の夢がないとかっこ悪い」と信じていて、毎年のように夢をコロコロ変えていた私ですが、以来「通...